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ScriptMail

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ScriptMail
送信者や件名を条件に、メールで任意のアプリケーションを実行できるリモートコントロールソフト
Windows XP/Me/2000/98/95/NT  シェアウェア
ScriptMail
  • タスクトレイアイコンのクリックで表示されるメイン画面。現在の動作状況を把握できる

  • ◎そのほかのスクリーンショット
  • 「条件設定」では、認証条件などを設定する
  • 受信メールをチェックするアカウント設定。POP3のほか、APOP/IMAP4にも対応し、複数アカウントを設定できる

  • 「ScriptMail」は、メール受信可能なパソコンを遠隔操作できるソフト。遠隔操作したいパソコンで「ScriptMail」を実行することで、「ScriptMail」が指定メールボックス内の受信メールの内容を判別して、任意のアプリケーションを実行する。IMAP4にも対応する点や、不正利用されないために三つの実行条件が必要な点などが特徴。

    起動中はタスクトレイにアイコンが常駐。ユーザの指定した間隔でメールボックスにアクセスし、実行条件が含まれるメールが着信していないかをチェックする。利用できるプロトコルとして、一般的なPOP3やAPOPのほか、IMAP4にも対応。複数のアカウントを設定することができ、いくつものアカウント(メールサーバログイン先)を使い分けられる。

    第三者の悪用を防ぐために、セキュリティ設定として三つの条件が用意されている。

    1. メール送信者を判別するための「コマンド送信者」(メールアドレス)
    2. 「コマンドサブジェクト」(メールの件名)
    3. メール本文1行目に記述する「コマンドパスワード」
    で、送信されてきたメールがこれらの条件に合致すれば、メール本文に記述された操作を実行するようになっている(各項目を未設定にすれば、条件に合致しなくても動作させることは可能)。さらに、実行パスを指定することで、指定パス内のアプリケーションのみを実行対象に限定できる。メール本文中に「path=……」などと記述されていても無視する。

    メール本文はコマンドパスワードに続いて、BATファイルと同じように起動したいアプリケーション名を記述する。本文の(コマンドパスワードを除いた)2行目以降が一時的なBATファイルとして保存され、これを実行する仕組みだ。

    動作条件はメール受信が可能であればよく、ファイアウォールの設定に左右されない。

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    reviewer's EYE reviewer's EYE
    リモートコントロールソフトといえば、一般的にはデスクトップそのものを遠隔操作するタイプが知られている。しかし、これらのソフトは特定のTCPポートなどを利用するため、ファイアウォールの設定が厳しい場合には使用できない。一方、「ScriptMail」であれば、コントロールしたいパソコンがメール受信さえできればよく、比較的手軽に利用できる。この点が「ScriptMail」の一番のメリットだ。

    「ScriptMail」は、メールで指定した動作を行わせるのが目的のソフトなので、例えば、上で挙げたようなデスクトップをリモートさせるソフトを使うための、メール認証手段として使うのもおもしろいだろう。

    メールをチェックするという点で気になったのは、ほかのメーラで自動受信をさせている場合、どうなるのかということだ。試したところ、単にメールサーバにログインし、コントロール条件が含まれているメールを読み出すことに終始するため、動作自体には心配はなかった。しかし、ほかのメールソフトでサーバにメールを残さない設定にしている場合には、「ScriptMail」が参照する前にサーバからメールが消えてしまうおそれがあるため、注意が必要となる。

    また、筆者がテストした範囲では、条件設定画面で「実行ファイルの置き場所」に、「ScriptMail」で実行させたいアプリケーションを含むフォルダを指定すると、そのフォルダの中身が削除されてしまった。「実行ファイルの置き場所」はtempフォルダなど、一時的なファイルのみが保存されるようなフォルダを指定した方がよいだろう。

    (吉田 勝紀)

    ソフト作者からひとこと ソフト作者からひとこと
    ソフトを開発しようと思った動機、背景
    MS-DOS時代にモデムでパソコン同士を接続し、直接実行ファイルを送り込んで実行させることのできるソフトウェアを作って使用していました。これは非常に単純で、受け取ったファイルをただ実行するだけでしたが、応用範囲が広く重宝していました。MS-DOSからWindowsに変わったころでも、このソフトウェアは使え、結構便利でしたが、インターネット時代になり、状況が変わってきました。ADSLや専用線ではモデムを使わなくなり、直接パソコン同士が通信する手法にTCP/IPが使われるようになり、以前から使っていたこのソフトウェアもそろそろ新しい環境に合わせることが必要になりました。そこで、考えたのがこの「ScriptMail」です。最近のインターネット事情を考え、どのような環境のパソコンでも利用できることを考慮した結果、メールを利用することにしました。メールであれば、通常インターネットに接続していれば使用できるはずです。固定IPも必要ありませんし、ファイアウォール内のプライベートIPで振られたパソコン上でもメールを受け取ることは可能になっているのが普通です。

    開発中に苦労した点
    さて、実際に作りはじめると、メールの処理に結構苦労しました。開発コンポーネントとして、メールを受け取る機能を備えたもの(POP3やAPOP、IMAP)はいろいろあるのですが、日本語処理がうまくできるものは少なく、結局、ソースも公開されているコンポーネントを利用して、コンポーネントのソースを解析して日本語処理部分に関するバグ修正する必要があり、その作業に開発の大部分の時間を取られました。実際にインターネットに流れているメールのヘッダの形式は多種多様で、Windowsでのメジャーなメールクライアントソフトウェアでさえ、日本語の文字化けを完全に防ぐことができておらず、苦労しました。

    現時点の「ScriptMail Ver.1.02」でも、「xxx@xxx.xxx.xxx <名前>」という形のFromデータはきちんと解析できますが、「<名前>xxx@xxx.xxx.xxx」では、特に、名前の部分がMIMEエンコードされていないJISコードで記述されていた場合、メールアドレスの解析とデコードが完全に対応できないことがあります。ここは、今後も地道に改善していくつもりです。

    ユーザにお勧めする使い方
    結局、「ScriptMail」のできることは単純です。単純であるがゆえに、ユーザの使い方でどのようなことでも可能になります。例えば、何かソフトウェアを作成してそれを添付し、そのソフトウェアを起動するバッチファイルを本文に書いて送れば、送り込んだソフトウェアが起動します。このソフトウェアはEXEファイルでなくとも大丈夫です。例えば、Perlのスクリプトを添付して、バッチファイルにて、「perl xxx.pl」などと記述すれば、Perlを実行できます。

    Windowsのアプリケーションを動作、操作させたければ、「UWSC」(VECTOR Windows→ユーティリティ→操作関係)などのWindowsアプリケーション自動実行ソフトを利用すれば実現できます。メールを送るようなスクリプトの作成には「WinMailCmd」「SSMail」「BlatJ」「CmdMail」(VECTOR Windows→インターネット&通信→メール用ユーティリティ)などを利用できます。また、「CmdMail」のようなソフトを使えば、「ScriptMail」に命令を送る側の処理のメニュー化などができ、便利です。

    さらに、多数の「ScriptMail」を常駐させたパソコンに対して、一括送信で同じメールを送り込むことも可能で、すべてのパソコンに対して同じパッチを当てるようなことができます。

    今後のバージョンアップ予定
    今後のテーマとしては、

    1. SSL対応
    2. メールアカウントごとに実行フォルダの設定を分ける
    3. Linux版の開発
    などがあります。常駐させるソフトウェアをなるべく小さくするため、ほかのソフトウェアで可能な機能は組み込まないようにし、応用例を含め、ドキュメントを充実させていくのが本筋と考えています。
    (てくてく)
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    ● ScriptMail Ver.1.02
  • 作 者 : てくてく さん
  • 対応OS : Windows XP/Me/2000/98/95/NT
  • 種 別 : シェアウェア
  • 補 足 : 試用期間は30日間


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