プレイヤーが使用できるキャラクタはユゴン、巫女、宵夜、七魅など、計8人の少年・少女。拳法使いだったり、剣士だったり、魔術師やくのいちだったりと、バラエティに富んだメンバー構成となっている。それぞれ、接近戦が得意だったり、遠距離攻撃が得意だったり、あるいは防御は強いが攻撃力が弱かったり、逆に攻撃力はあるが隙も大きかったりと、得意技や弱点が大きく異なる。また、各キャラクタは、戦闘時のキー操作で通常技、必殺技、一撃奥義、秘伝奥義など、十数種類の技を使い分けられる。これらの個性豊かなキャラクタを状況に応じて使い分け、各ステージでモンスターと戦いながら、謎解きをし、隠された「光の珠」を集めてゆく。

選択可能なキャラクタは8人だが、プレイヤーが操作できるのはそのうちの1人。使用するキャラクタの変更は、各ステージに数ヵ所用意されたセーブポイントで行える。ステージ上には特定のキャラクタでないと通過できない場所などが多数用意されているため、特定のキャラクタに頼り切らず、なるべく均等にキャラクタを成長させることがゲームのポイントになっている。

キャラクタの操作に使用するキーは、カーソルキーと【Z】/【X】キーの6個だけ。この6個のキーで、キャラクタごとに用意された十数種類の技を発動させる。操作モードは「シンプル」と「マニアック」の2種類、難易度は「初心者モード」からヘビーゲーマー向け「地獄モードまで」の4種類から選択できる。

前後左右に移動できるRPGのマップの特性を利用して、キャラクタの向きによって出す技が変化するというアイデアはおもしろい。これにより、使用するキーが非常に少ないにもかかわらず、豊富な技を出すことができる。ただし、その分操作には慣れが必要で、8人のキャラクタを均等に使いながら、それぞれの持ち技を適切に使えるようになるには、かなりのやり込みが必要だろう。

ただモンスターと格闘するだけのゲームではなく、それぞれのステージにさまざまな仕掛けや謎が隠されており、謎解きの楽しみがあるのもうれしい。ただし、ヒントになるような情報が乏しいため、何らかの仕掛けが用意されているらしいことはわかっても、それがいったいどういうものであるのかというところから判断しなくてはならず、難易度はかなり高い。

開発中に苦労した点
ストーリー制作など、ツクールに関わらない部分でいろいろ苦戦しました。ただ、ゲーム動作が重いのは難点……というか、反省。

ユーザにお勧めする使い方
ある程度やり込めるし、すぐにクリアも目指せます。ぜひとも自分のプレイスタイルに合わせて、100％クリアを目指していただければと思っております。

今後のバージョンアップ予定
基本的にありません。が、現在、続編を制作中なので、気長にお待ちいただければ幸いと思います。