起動すると、高さ45×幅33ピクセルのコンパクトな卓上扇風機がデスクトップに表示される。扇風機上を右クリックして表示されるメニューから操作する仕組みで、電源のON/OFFや風量調節など、実際の扇風機と同じような感じで使える。風量は最強〜弱の4段階から選択することが可能。高さは5ピクセル刻みで高/中/低の3段階があり、最大55ピクセルになる。首を左右に振らせることも可能だ。

さらに、おやすみタイマとリモコン機能を装備。おやすみタイマをセットすることで、1/5/30/60分で自動的に電源OFFにできる。また、メニューから「リモコンを使う」を選択すると、小さなリモコンが表示され、ここから電源のON/OFF、風量の強/弱、首振りのON/OFFを操作できるようになる。

扇風機本体の色は、初期設定の“涼やかな青”のほか、“深い森の香りの緑色”など計4色から選べる。

最初、よくわからなかったのはリモコン機能だ。メニューで「リモコンを使う」をチェックしても、リモコンが現れない。しかし、目を凝らしてよく見ると、デスクトップ左端にポチッとリモコンアイコンが鎮座しているではないか。最初にリモコンを使うときは、デスクトップ左端に注意してほしい。2回目以降はINIファイルに座標が記録されるので、適当な位置に動かしておけば見失うことはない。

扇風機好きな人（？）はもちろん、会社でちょっとしたウケを狙いたい人にもお勧めの1本。風量を最強にして涼風感を楽しむもよし、弱にして南国リゾートのシーリングファン気分で羽を回すもまたよし……なのであった。

気がつけば、涼をを求め、こんなソフトが完成していました（嘘です）。

開発中に苦労した点
プログラム本体は共同開発者の人がほとんど作ってくれたので、私はひたすら扇風機の羽と、動く首の絵を描いていました。絵さえできれば、あとはそれを順番に表示させるだけのハズだったのですが、おやすみタイマーとか、思いつくまま追加していったら機能が増えていって、なんだか複雑なプログラムになってしまいました。

ユーザにお勧めする使い方
ひたすら回してください。で、たまに止めると扇風機の雰囲気が味わえ、涼しい気分になります？

今後のバージョンアップ予定
一番最初は3枚の絵を順番に表示するだけのアニメーションGIFでした。次にプログラムが入って、停止できるように。風力調整ができ、リモコンが付き、首振り機能。最新版では、首の高さ調整が可能になり、より本物の扇風機に近づきました。残る機能は……画面から風を送る機能か？（それは無理）

最後に元は、一瞬笑わせるだけの一発ネタのつもりで作った「Senpoo気」。作者の想像以上に好評なようで驚いています。また、いいアイデアがあったらバージョンアップしていきますので、かわいがってあげてください。