画像を「音として聴く」ことのできるユニークなソフト。「ピクチャーメロディー」は、画像を楽譜に見立て、その内容からメロディを奏でるという一風変わったサウンドプレイヤー。4種類の音階、5種類のリズム、4種類の音色が用意され、画像の内容に応じて自動的に割り当てられる。
使い方は簡単で、画像ファイルを「ピクチャーメロディー」の画面にドラッグ&ドロップするだけ。音階、リズム、音色が自動的に決定され、演奏がはじまる。例えば、音階であれば「沖縄」「民謡(陰)」「民謡(陽)」「アラビア」が、また音色であれば「ハープ」と「筝」の組み合わせによる計4種類があり、ドロップされた画像から「ピクチャーメロディー」が判断して、適したものを割り付けてくれる。自動割り付けのほかに、ユーザが指定することで、好みの音階、リズム、音色で演奏させることも可能だ。ファイルの拡張子がJPEG(JPG)/BMP/ICO/EMF/WMFであれば、画面内に画像も表示する。
画像ファイル内の2,500バイトを抽出し、それをもとに演奏する仕組み。乱数などで偶然にメロディが決められるわけではなく、同じファイルであれば、常に同じように演奏される。
画像ファイル以外にも、テキストファイルや実行ファイルなど、一般的なファイルであれば、どのようなファイルでも演奏させることができる。これらのファイルでは、テキストファイルであればその内容を、それ以外のファイルなら16進ダンプを画面に表示する。
そのほか、ファイルからメロディを作成する際、ファイルの先頭部分のみから作成するか、ファイル全体から作成するかを選べる(この場合は作成されるメロディが異なる)。演奏したファイルは、MIDIファイルとして自動的に出力されるようになっている。