Windowsの動作設定を項目ごとに見直して、パフォーマンスを改善してくれるソフト。「Win SP Accelerator」は、プルダウンリストから選択して、Windowsの動作設定をカスタマイズできるツール。五つの質問に答えるだけで設定が完了する「簡単設定ウィザード」機能も備えている。
設定項目はすべてプルダウンメニューから選択する。用意されている項目は「全般」「95・98・Me専用」「NT4.0・2000・XP専用」「2000・XP専用」「XP専用」の5種類。インストールされているOSと異なる項目は「設定不可」と表示されてプルダウンメニューを選択できない。「ファイル」メニューには「OSのデフォルトに戻す」コマンドが用意されており、「Win SP Accelerator」でカスタマイズを行った後も、簡単に元に戻すことができる。
「全般」では、「スタートメニューの表示速度」「エクスプローラのアイコンキャッシュサイズ」「『最近使ったファイル』の履歴をとらない」「ショートカットのリンク切れのチェック」など11項目の設定を行える。
「95・98・Me専用」では、「タイムスライス値」と「CPUの割り込み回数」を指定することが可能。
「NT4.0・2000・XP専用」では、「システムリソース量」「CPUのL2キャッシュサイズを512KBに強制認識させる」「CDの自動再生機能」など12項目が用意されている。
「2000・XP専用」では、「ログオン処理を待たずにグループポリシーを適用」「ショートカットの追跡機能」「137GB以上のHDDを利用可能にする」の3項目、「XP専用」では、「完全にアニメーション効果をオフにする」「検索コンパニオンの無効化」「バルーンメッセージの表示」など10項目から設定できる。
また、手軽に設定を変更するための「簡単設定ウィザード」も搭載。(1)CPUの周波数、(2)物理メモリの量、(3)応答なしのアプリケーションを早めに終了するかどうか、(4)特定のCPUを使っているかどうか、(5)ハードディスクへのアクセスが頻繁に行われるかどうかという五つの質問に答えるだけで主要な設定を自動的に行ってくれる。
Windows XP専用メニューでは、圧縮ファイルを検索対象とするかどうかも選択可能だ。