画像/音声/動画データの表示/再生に加え、テキストデータの閲覧も可能なマルチメディアビューア。Finderに似たファイルビュー(リスト表示)機能があり、一覧からシングルクリックするだけで、すばやくファイルの内容を表示させることができる。「isView」は、シンプルな画面構成のマルチメディアビューア。QuickTimeがサポートする画像/音声/動画のほとんどの形式に対応し、これらのファイルの表示や再生のほか、名称変更や削除、別フォルダへのコピーといった簡単なファイル処理を行える。テキスト形式の文書ファイルやPDF形式のファイル(Mac OS Xのみ)の閲覧も可能。画像ファイルについては、回転(左右に90度)、プレビューアイコンの追加が可能で、さらにスライドショウを実行することもできる。読み込んだファイルをJPEG/PSD/PICT/PNG/BMP/TIFFの各形式で保存することが可能で、ファイルコンバータとしても利用できる。
「isView」内での処理に加えて、選択したファイルを他のアプリケーションソフトから開いて編集する機能も備える。起動するアプリケーションは、ファイルを開くときに直接指定できるほか、画像/音声/動画/テキストというファイルのカテゴリーごとに、あらかじめ登録しておくこともできる。
メイン画面は、選択したフォルダ内のファイルを一覧表示する「ファイルビュー」エリアと、選択したファイルをプレビュー表示するエリアの2ペイン構成。ファイルビュー欄の下には、ファイルタイプ/クリエータや作成日などのファイル情報を表示する。さらに、テキストファイルであれば文字/改行コードなど、ファイル形式に応じた必要な情報を表示するようになっている。
ユーザインタフェースはシンプルで、マウス中心の操作で直感的に使える。データの読み込みでは、ファイルまたはフォルダのドラッグ&ドロップに対応。また、画像の回転、ファイル名の変更や削除、プレビューアイコン作成など、基本的な操作についてはプレビュー上に並ぶボタンアイコンからワンクリックで行うことができる。さらに、コンテキストメニューから「ファイルの移動・コピー、別名保存」「指定アプリケーションで開く」といった操作が可能だ。