スケジュール管理、住所録などの機能を持つ個人情報管理ソフト。「DiaryStep5」は、スケジュールをはじめとする個人情報を管理するソフト=PIM(Personal Information Manager)。3種類の表示モードを持つメモ機能付きカレンダーを中心に、仕事管理、住所管理、登録文書のHTML出力などが可能な文書管理、さらには出費管理といった機能があり、相互に連携する。「FileMaker」で作成されており、すっきりとしたデザインで見やすく、使いやすい。
カレンダーは、用途に応じて「Today」「Month」「Week」の各表示モードを使い分けられる。いずれのモードでも、日付のクリックですぐにメモ/スケジュールを入力することが可能だ。「Today」では、当日を含むその週のカレンダーが表示されるほか、「未決の仕事」「連絡先」「今週のメモ」を参照できる。「未決の仕事」には、別機能である「仕事」で管理されるToDo項目の中で終了していないものが表示されるようになっており、「DiaryStep5」内で連携する。「連絡先」は、住所録である「連絡先」に登録済みのデータの中から、相手の名前とメールアドレスのみをピックアップしたもの。もちろん、メールアドレスをクリックすればメールソフトが起動して、メールを作成できる状態になる。
「Week」で表示されるのは、1週間分のカレンダーと小ぶりな月間カレンダー、「今週のメモ」「未決の仕事」。「Month」では、月間カレンダーと「今週のメモ」のみが表示される。
カレンダーの日付は、最終日付が設定されており、日付を延ばしたい場合は、約1ヵ月単位でユーザが日付を追加できるようになっている。
カレンダーのほかには、「仕事」「連絡先」「文書」「出費」の各管理機能がある。「仕事」には、ToDoの内容・作成日のほか、終了/未決のチェックボックスがある。終了した項目は、カレンダーの「未決の仕事」に表示されなくなる。
住所録である「連絡先」は、住所や電話番号、メールアドレスなどをカード形式で登録するもの。登録した名前は、ふりがなを元に五十音順にリスト表示される。また、グループ管理できるよう「カテゴリー」という項目が用意されている。登録したカテゴリー名から該当者のみをリストに抽出することも可能だ。そのほか、はがき印刷機能も備えている。
「文書」では、「DiaryStep5」自体をテキストエディタとして使うことができるほか、入力したテキストとHTML用テンプレートと組み合わせてWebページを作成したり、連絡先と連携してメールで送信したりできる。文書ごとに画像を取り込んだり、ラベルを付けてラベルから文書を検索したりすることも可能だ。
「出費」は、出費を週単位で自動計算してくれる機能。銀行の預金残高や持ち株数などをメモして使うこともできる。
そのほかにも、記念日の設定や、セキュリティ用パスワードの設定が可能。登録データのバックアップ機能もある。