「ファイアマン」はその名の通り、ファイアマン（消防士）を主人公にしたアクションゲーム。彼の装備は背中に背負ったウォーターポンプただひとつ。そして、その使命は超高層ビルの最上階に取り残された人を救出すること。この任務を果たすため、炎に包まれた危険極まる室内を単身で突破し、上の階を目指す。

ゲームのルールは簡単だ。燃えている壁や炎に一切触れることなく室内を通り抜け、無事上の階へと続く階段までたどり着くことができたらステージクリア。結果はオートセーブされる。引火した壁や炎に触れたらアウトで、ライフを1個失う。基本的に壁の炎などは消すことができないが、中には消火可能な炎も存在する。

主人公の操作はキーボードで行う。カーソルキーで消防士の向きを変え、【Ctrl】キーもしくはスペースキーで手にした放水ノズルから水を発射し、その反動で移動する。発射される水の勢いは非常に強く、下に向けて発射することで空中に浮かび上がることができる。そのまま、空中で向きを変えながら水を発射して空中移動をすることも可能だ。なお、ゲーム中の移動はすべてこのノズルからの放水によって行う。たとえ地面に足がついていても、消防士自身が歩くなどで移動することはできない。

放水ノズルからの放水によって移動をするのだが、その操作には非常に繊細なタッチを要求される。下向きの放水で重力による落下を防ぎながら、すばやく向きを変えて横方向に放水し移動しなくてはならない。それもあまり勢いをつけすぎると燃えている壁に激突してしまうため、微妙な加減で移動量と速度を調整しなくてはならない。ステージが進むほど、ルートも複雑になり、さまざまなトラップも登場するようになる。ゲームの難易度はかなり高い。

だが、それだけにやっていて非常に楽しい、やり応えのあるゲームだ。微妙な操作をやりとげて、思った通りに主人公をコントロールし、ステージクリアできたときの達成感は非常に高い。自分のテクニックだけが頼りの、シンプルだがエキサイティングなゲームである。

ということで自分で作ってみようと思い、そのままパクるのはアレなので（＾＾；、自分なりにアレンジを加えて、いまのような形になりました。

開発中に苦労した点
トラップの種類が少ないため、どうしても同じようなステージになってしまうので、なるべくステージ別に個性を持たせたつもりです。

最後に
今回、プログラミング力のなさや気力のせいで、泣く泣く割愛したアイデアが多々ありますので、続編を作るとしたら、それらを盛り込みたいと思っています。それにあたり、ぜひ、みなさまのご意見をお聞かせいただければうれしく思います。