壁掛けカレンダーのように手軽に使えるカレンダー&スケジューラ。デスクトップとの一体化表示をはじめとする表示設定を自在に行える。スケジュールの種類ごとにカレンダー上にマークすることもできる。「壁カレ」は、多彩なカレンダー表示と細かなスケジュール管理が可能なカレンダー&スケジューラソフト。デスクトップの背景から独立した通常表示のほか、壁紙と一体化させたり、透明/半透明にさせたりすることができる。公私を問わないさまざまなスケジュールを登録でき、それらの区別もひと目でわかるようになっている。
カレンダー表示のカスタマイズ性は非常に高い。「基本設定」でカレンダーの形状や表示させる月数などを設定し、「表示設定」で記念日などのイベントの種類ごとに日付を囲む図形や大きさの設定を行える。年初からの通算週番号を表示させたり、日付の文字間隔等を調整したりすることも可能だ。
休日の設定もあらゆるパターンに対応している。公休日と私休日が用意されており、それぞれ特定の週の特定の曜日を設定することができる。夏休みや休日出勤の振り替えなどの不定期の休日は、臨時休日として簡単に追加可能だ。
スケジューラとしては、イベント/メモ/ToDo/定例行事/冠婚葬祭(記念日)/特別日といった細かな分類での登録が可能。特にイベント/ToDo/定例行事は、さらにそれぞれ4つのグループに分けて管理できる。
予定を登録したい日付の上で右クリックしてメニューを選べば、選んだメニューに応じた種類の予定を登録できる。登録されたイベント等はカレンダー上に記号で表示される。日付の上にマウスポインタを乗せると予定内容をツールチップで確認することができる。また、イベントに開始時刻を設定しておけば、5分前にポップアップで通知してくれる。
登録された予定は、週間予定表示や月間レポートで一覧表示することができる。「壁カレ」の起動時に週間予定を表示させることも可能だ。
月間レポートでは、予定内容をテキストファイルに出力することもできる。出力形式はプレーンテキストのほか、Tab区切り(TAB)、カンマ区切り(CSV)ファイルが可能で、内容も予定種別ごとに選択して出力することができる。また、データファイル内の検索機能も搭載している。データファイルは複数のユーザで共有することもできるので、グループ共通のスケジュールデータと個人のデータを使い分けることができる。カレンダー上の記号やポップアップで共有データと個人データを区別できるので、混同することもない。1ユーザで複数のデータファイルを使い分けてもよい。
そのほか、「自動削除設定」や「バックアップ設定」といったメンテナンス用の設定項目も用意されている。