「JJDiary」は、Webコンテンツとして人気が高い日記を手軽に更新できるソフト。好みのエディタで日記を作成し、「JJDiary」のボタンを数回クリックすれば、日記を更新できる。日記をHTML化してアップロードするため、CGI利用を許可していないプロバイダでも利用することが可能。

日記の作成からアップロードまでの一連の操作は非常に簡単だ。

1. 日記を書く日付を決める：起動時には当日の日付が自動的に選択される。当日以外の日記を書きたい場合は、書き込む日記の日付を入力するか、日付の右隣のアイコンをクリックして表示されるカレンダーで日付を選ぶ
2. 日記を書く：「日記編集」ボタンをクリックすると、ユーザの設定したテキストエディタ（標準設定では「メモ帳」）が起動するので、日記を書き、保存する
3. 日記のHTML化：「HTML組込」ボタンをクリックし、入力した日記をHTML化する
4. アップロード：完成した日記をサーバにアップロードする。プロバイダのFTPサーバ名、接続ID、パスワードを入力して、「Upload」ボタンをクリックすれば完了

設定できる項目は、パソコン上とFTPサーバ上のメニューページや日記ページの場所、日記の編集に使うテキストエディタのほか、日記を追加する順序を昇順か降順かの選択だ。

「JJDiary」は、文字入力さえできれば、日記サイトの更新を手軽に行うことのできるツールだ。好きなテキストエディタで日記を書いたら、「HTML組込」→「Upload」の順にボタンをクリックするだけで日記が更新される。「アップロードに関してあれこれ悩み、肝心の日記の中身がおろそかになる」なんて心配は無用だ。アップロードせずに、ハードディスク上に日記をためておくこともできる。

作者のホームページにあるコンテンツ「波乗り最高」も「JJDiary」で作成されているので、参考にしてみるとよいだろう。

難点は、初回に必要な環境設定が、初心者には難しいと思われるところ。FTPクライアントソフトを使って、自分のルートディレクトリへのフォルダ（ディレクトリ）作成とHTMLファイルコピー、コピーしたHTMLファイルへのリンクを既存のページに記述するという作業が必要なのだ。Webページを開設するには同じような手順が必要なので、ページ作成を行うユーザが越えなければならないハードルなのだが、欲をいえば、初回のディレクトリ作成機能なども内蔵されていれば、より便利だと思う。

開発中に苦労した点
ほとんどないです（笑）。もともと仕事でプログラムしていますから、ロジカルな部分でつまずくことはないのですが、面倒だったのは、どこまで汎用的に作るかです。あまり凝りすぎてもかえって使いづらいし、シンプルすぎるのもつまらないですからね。なるべくシンプルに作って、懲りたければ懲りたいなりに作れるようにしました。テンプレートを見てもらえばわかりますが、まったくプレーンなHTMLです。格好いいページを作りたければ、HTMLをゴリゴリ書けばよいわけです。

ユーザにお勧めする使い方
とりあえず何も変更しないでも動くようになっていますから、一度インストール時の設定のまま動かしてみてください。マニュアル「10分で日記サイトが構築できるサル編」を読んでいただければ、本当に10分くらいで日記サイトが作れます。あとは、こつこつとテンプレートや付属のHTMLを作りかえていけば、クールなページで、かつ簡単に更新できる日記ページができます。
このページも「JJDiary」を利用して作成しています。参考にしてみてください。

今後のバージョンアップ予定
絵日記が作れるようにしたいですね。僕はサーファーなんで、その日の天気図などを取り込めると、あとから見返すときに便利そうですし。