ドラえもんがメールを配達してくれるメールソフト。切手や便箋、スタンプなどのドラえもんツールが豊富に用意されており、楽しいメールを送ることができる。「ドラえもんメール」は、ドラえもんをキャラクタにしたマルチユーザ対応の電子メールソフト。メニュー画面をはじめとしたユーザインタフェースは、子どもにも扱いやすいわかりやすいデザインになっている。送受信やメールチェック時には、タケコプターを付けたドラえもんが郵便屋さんになり、メールの配達をしてくれるアニメーションを楽しめる。
最大の特徴は、メールに切手を貼れること、そして届いたメールに貼られていた切手を集めて楽しめることだ。「ドラえもんメール」には「どこでもドア」や「タケコプター」など、おなじみのドラえもんの秘密道具が全部で101種類集められた「ひみつどうぐきって」が用意されており、ソフトのインストール時にそのうちの1枚(種類)が「マイきって」として登録される。「マイきって」は、メールを送信する際にメールに貼って使うことができる。
切手には「ひみつどうぐきって」のほかにも、ドラえもんメール公式「スペシャルきって」や、自分で絵や文字を描いたり画像(JPEG)を使ったりして作れる「てづくりきって」、送信相手が作った「ともだちきって」がある。自分が所有している切手は「きってシート」に登録される。いずれの切手も、貼って送信をすると、受信相手の「きってシート」に自動的に登録されるようになっている。つまり、手持ちの切手を上手に使って、多くの人とたくさんメールのやりとりをすることで、さまざまな種類の切手を集められるというわけだ。
メールを一覧するための「メールリスト」画面は、電子メールソフトとして一般的な3ペインの構成。ツールボタンは大きく、デザインもわかりやすい。リストで選択したメールの内容を、画面下部のプレビューエリアに表示する。リストをダブルクリックすると、別ウィンドウに詳細な内容を表示するようになっている。未読メールにはどら焼きアイコンが、また「ドラえもんメール」から送信されてきたメールには切手アイコンが表示され、受信メールに貼られていた切手をすぐに確認することもできる。メールは階層管理することが可能(1フォルダに最大2,000件)。フォルダアイコンは、ドラえもんのキャラから選択できるようになっている。
メール作成用のエディタでは、テキストメール作成用/HTMLメール作成用をワンタッチで切り替えられる。HTMLメールでは、あらかじめ用意されているドラえもんの便箋やスタンプを貼り付けて、楽しいメールを作ることができる。
そのほか、APOP対応、受信メールの削除設定、シグネチャ登録など、電子メールソフトに求められる機能はひと通り揃っている。Outlook Expressとのアドレス帳データのインポート/エクスポートも可能。1台のパソコンを共有するユーザ間でインターネットに接続せずにメールをやりとりする「ファミリーメール」という機能もある。