「ノーマウスカーソル」はタスクトレイに常駐し、キーボードからの入力があるとマウスカーソルを非表示にしてくれるソフト。キー入力中はマウスカーソルが表示されなくなるが、ユーザがマウスを操作すると、すぐに回復（再表示）する。日本語入力モード時にも利用できる。

マウスカーソルの非表示化は、キーボード上のすべてのキー操作を対象に行われる。ただし、あらかじめ設定しておいたキーを対象から除外することが可能で、初期状態では【Caps Lock】や左【Shift】、左【Ctrl】、左【Windows】などが除外キーに設定されている。除外キーは最大50個まで設定することができる。

マウスカーソルの再表示は、マウスの移動か左右のボタンクリックで行われる（ホイールボタンのクリック、ホイールの回転では再表示しない）。

マウスカーソルを消すにはとにかくキー操作ならば何でもいいので、文字入力でもカーソルキーによるスクロールでも、そのときやろうとしている操作をそのまますればよい。わざわざ「これからマウスカーソルを消すぞ」と構えた操作をしなくていいわけだ。マウスカーソルを回復させるとき（つまりマウス操作が必要なとき）も、マウスに触って、少しでもマウスが動けばマウスカーソルが表示させるので、非常に自然だ。使っていてもおそらく「マウスカーソルが消えている」ということすら意識しないでいられるだろう。

さりげなく気の利いた心遣いという感じのソフトで、ちょっとした感動すら覚える。キーボード操作の機会が多い人には、とくにお勧めである。

開発中に苦労した点
もともと日本語入力モードを使用しないタイピングソフト用に簡単に作ったので、日本語入力に対応していないことも、「まあ、いいか」と思っていました。でも、いざ対応いさせる段になると、最初簡単にできると思っていたのに、いろいろ問題があり、時間がかかってしまいました。あと、使用する状況によって、マウスカーソルが消えたままになることがあります。ある程度は対応しましたが、すべての状況に対応するのは時間がかかりそうです。

ユーザにお勧めする使い方
スタートアップに登録して、常時使用してほしいです。日本語の文章を入力するときも快適ですし、マウスカーソルを消さないキーの設定をすることで、キーを押しながらのマウス操作も不便なく使用できます。もし、マウスカーソルが消えたままになったときは、ホットキーを押して、一時「ノーマウスカーソル」の機能を無効にしてください。マウスカーソルを表示させることができます。

今後のバージョンアップ予定
まずは、マウスカーソルが消えたままになる不具合を直したいです。