歪んだ妄想、天使と罪──独特の世界観を持つタイピング練習ゲーム。練り込まれたキャラクタデザインと秀麗なグラフィックが特徴。「BAROQUE-Typing」は、セガサターン/プレイステーション用として発売された3D RPG「BAROQUE」のキャラが登場する会話形式のタイピング練習ゲーム。キャラが語るメッセージをすばやく入力して消し、キャラの感情を「浄化」してゆく。3種類のアイテムがあり、これらをうまく利用して連鎖を繰り返すことで、高得点をゲットできる。インターネットやLANを利用して対戦を行うことも可能。タイピングモードのほかに、メールチェックなどの機能を備えた常駐モードがある。
次々に発せられるメッセージに対して、プレイヤーが浄化するのは発せられた順番でなくてもよい。表示されているメッセージを好きな順に浄化することができる。画面上に同じメッセージが複数表示されているときは、それらをまとめて浄化する(「ラッシュ」)ことが可能で、同時に浄化した数が多ければ多いほど高得点となる。ラッシュを連続して決めることを「連鎖」といい、連鎖の回数を伸ばすことで、さらに高得点をゲットできるようになっている。浄化が間に合わず、メッセージが7個を超えて画面からあふれてしまうとゲームオーバーとなる。
ゲーム開始時に「アイテムあり」を選択すると、アイテムの効果がある色付きメッセージが出現することがある。この色付きのメッセージを正確に入力すると、アイテムを発動させることができる(ただし、途中で1ヵ所でもタイプミスをするか一定時間を超えると、アイテムの効果が失われてしまう)。アイテムは赤、緑、青の3種類。赤は前後のメッセージを浄化する効果がある「爆骨」、緑は一定時間メッセージの速度を遅くする「まひ刑具」、青は画面上のすべてのメッセージを浄化する「天使銃」だ。
ゲームモードは、
- 3人のBAROQUEキャラと順番に対戦する「STORY(物語)」
- STORYモードで勝ったキャラと対戦できる「CPU VS(擬似戦)」
- インターネットやLANを利用して、ユーザ同士でチャットや対戦ができる「NETWORK VS(外界接続)」
の3種類。対戦成績をキャラごとに確認できる「RANKING(履歴)」も用意されている。NETWORK VSでは、「BAROQUE-Typing」プレイヤーだけでなく、「悠香タイピング」プレイヤーと対戦することも可能だ。タイピングモードのほかに常駐モードがあり、デスクトップ上の上級天使を相手に会話や占いなどを楽しむことができる。オンラインで使用している場合にはメールチェックを行うことも可能だ。