アプリケーションの起動やWebサイトへのログインなどに必要なパスワードの自動生成および一括管理を行えるソフト。テキストボックスへのパスワードの入力支援機能などもある。「鍵っこ」は、ランダムなパスワードを自動生成し、ライセンスやIDとともに管理することのできるソフト。ソフト名通りの「鍵」をモチーフにしたインタフェースが大きな特徴。使っていくうちにソフトの外観が“成長”し、最終的にはすべてを自分でデザインできるようになるという特徴もある。
生成できるパスワードは最大20文字。数字、英大文字、英小文字の3種類を自由に組み合わせてパスワード生成を行える。生成したパスワードはクリップボードにコピーできるほか、パスワード管理画面「貸し金庫」に渡すこともできる。
「貸し金庫」は、「キー名」「キーID」(ライセンスキーやパスワード)や、「登録日」「更新日」、自由に書き込める「備考」といった情報をリスト登録できるもの。登録されたアイテムのうち、「鍵っこ」で生成したパスワードを使っているものにはマークが付けられ、ひと目でわかるようになっている。登録された情報が不用意に変更されることを防止する「編集ロック」機能もある。
アプリケーションやWebサイトのパスワード入力用テキストボックスにアイテムをドラッグ&ドロップすることで、「キーID」の文字列を自動的に入力してくれる入力支援機能がある。このとき「キーID」を「-」で区切ると、1回のドラッグ&ドロップで複数のテキストボックスにまとめて入力を行うことができる(キー自体に「-」が含まれるケースなどでは、この機能を使わないようにすることももちろん可能)。また、各アイテムはアプリケーションやURLに関連付けられ、パスワードの必要なアプリケーションやWebサイトを即座に開くことができるため、開いたところでアイテムをドラッグ&ドロップし、「キーID」の入力を行うという便利な使い方ができる。
マルチユーザ対応で、複数のユーザで1本の「鍵っこ」利用することも可能。ユーザが「貸し金庫」を開く際、常にパスワードの入力が求められるほか、ユーザデータが独自の暗号・圧縮形式で保存され、他のソフトでは開けないようになっているなど、セキュリティ面もしっかりと考えられている。
「貸し金庫」にリスト登録登録されたアイテムを、CSV形式のファイルにエクスポートする機能などもある。