ウィンドウ上の好きな場所にアイコンを配置できるのが特徴のランチャ。使わないときはデスクトップの端に隠しておき、必要なときにすばやく呼び出して使える。「Loose Launcher」は、メニュー型でもボタン型でもない、ひと味違うランチャだ。登録したアイテムはランチャウィンドウのどこにでも自由に置いておくことが可能で、ユーザの使いやすいように“雑然と散らかしておく”ことも、整頓して配置することもできる。例えれば、ランチャウィンドウがもうひとつのデスクトップのようになっているわけだ。
起動すると、小さなメニューウィンドウとランチャウィンドウが現れる(初回起動時には、ランチャウィンドウにWindowsのツールと、デスクトップに置いたショートカットなどが自動的に読み込まれる)。アイテムの登録は、ダイアログでファイルを指定するか、ランチャウィンドウにドラッグ&ドロップすればよい。アプリケーションのほか、フォルダやデータファイル、URLなども登録できる。BMP/ICO形式などの画像の場合は、サムネイルを表示するようになっている。
ランチャウィンドウの下部には「ウィンドウ移動ボタン」「ごみ箱アイコン」「虫眼鏡アイコン」といった「特殊アイコン」が表示される。左右二方向がある「ウィンドウ移動ボタン」を押すと、ウィンドウはボタン方向のデスクトップ端に隠れる。元に戻すには、少しだけ見えているウィンドウをクリックすればよい。アイテムを削除する場合は「ごみ箱アイコン」にドラッグ&ドロップ。「虫眼鏡アイコン」にアイテムをドラッグ&ドロップすると、アイテムの名前を変更できるほか、アイテムを含むフォルダを開くことができる。
複数のランチャウィンドウを使い分けることも可能だ。ウィンドウ間でのドラッグ&ドロップにより、アイテムをコピーすることもできる。ランチャウィンドウには任意の名前をつけることが可能。開いているウィンドウはタスクバーに表示されるため、複数のウィンドウを同時に開いているときは、タスクバーからウィンドウを切り替えられる。ランチャウィンドウを隠さずに表示させたまま使うこともでき、その場合はオンマウスでアクティブウィンドウが切り替わるようになっている。
そのほか、名前によるアイテムの並べ替えや、ランチャウィンドウ背景の変更、ロゴの表示/非表示切り替えなどが可能。アイテムに目印をつけることもできる。ひとつのアイテムをクリックするだけで、ウィンドウ内に登録されたアイテムすべてを開く「コンボモード」もある。
Windows版のほかに、Macintosh版もある。