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絵師のえそらごと

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絵師のえそらごと
元画像から、個性豊かな絵師が絵を描くシミュレーションソフト
Windows 2000/98/95/NT  フリーソフト
絵師のえそらごと
  • 筆者の絵師・東州斎による「垣根の朝顔」。何枚か絵の練習したあとに描かせたが、まだ未熟

  • ◎そのほかのスクリーンショット
  • 派遣絵師・きららの描いた「垣根の朝顔」。微妙なようで、大きな「違い」がわかるだろうか
  • 作者のホームページに登録されている派遣絵師。画風の説明もユニーク

  • 写真などの画像ファイルを題材に、「絵師」が絵を描くというユニークなシミュレーションソフト。さまざまな個性を持つ絵師をユーザが使い分けられるだけでなく、描画を重ねるうちに、絵師自らがタッチを変化させていく。

    「絵師のえそらごと」は、BMPまたはJPEG形式の画像を絵画風に加工するためのソフト。ただし、ユーザが直接、編集を行うのではなく、塗り方や色使い、輪郭の描き方などに特徴を持つ絵師を選択して、この絵師が絵を描いていくという形になっている。絵師はユーザが作成できるほか、作者のホームページからデータをダウンロードして使用できる。

    操作は、元になる画像ファイルと絵師を指定し、「描画」「停止」などのボタンをクリックするだけ。描画は、基本的に絵師まかせとなるが、唯一、キャンバスをマウスでクリックすることで、その近辺を絵師に描画させるという指示だけは出せる。描画は、大まかな部分から細かな部分へと順に行われ、現在、どの段階の描画を行っているかはメイン画面のアイコンで確認できる。ただし、「絵師のえそらごと」には「完成」という概念がないため、ユーザが停止を実行しない限り、いつまでもキャンバスに色を加え続ける。したがって、絵師の力量と描き込み具合を判断して、時宜に応じて描く場所を指定したり、停止させたりすることがユーザの役割となる。

    絵師は、絵を描くにつれて次第に“成長”(変化)する。絵のタッチ、明るさの好みが変化し、また次第に油絵風、クレヨン画風などという自分の画風を持つようになる。はじめは心もとなかった技量も次第にアップしていくので、ユーザは根気よく絵を描かせることで、絵師を“育てる”という楽しみもある。

    描画の途中で一時停止し、別の絵師を呼び出して、1枚の絵を複数の絵師で合作させることもできる。途中までできた絵に別の絵師のタッチが加わることで、新たな風合いを持たせることができるわけだ。このように、多彩な才能を持つさまざまな絵師を巧みに操って、ユーザ好みの絵画作品を仕上げさせることが「絵師のえそらごと」の目的といえる。

    作成した絵は、題材とした画像の情報なども記憶する、独自のCNV形式で保存できるほか、BMP/JPEGファイルに出力することも可能だ。

    なお、作者のホームページには、作成した絵が展示されている「えそら美術館」などがあるほか、さまざまな画風の「派遣絵師」データが用意され、ダウンロードして利用できる。えそら美術館に出品すると、作品の出来に応じてポイントを獲得できる。このポイントをためることで、描画方法を確立し、常に同じタッチで描いてくれる「マスター絵師」の派遣を受けることもできるようになる。


    reviewer's EYE reviewer's EYE
    元の画像に対して、ぼかす、塗る、点で表現する、などの操作は、コンピュータ的に見れば画像ファイルに対する「加工」だが、絵師の行動に着目すると彼は白いキャンバスに一から絵を描いていく。つまり、あくまで自らの才能をフルにいかし、元の絵を題材にして自らの感性で絵を描いていく(ように見える)。この点が「絵師のえそらごと」の最もユニークな面だ。

    しかも、絵師はみんなかなりのスピードで、躊躇なくどんどん筆を進める。筆者が誕生させた新しい絵師などは、正直いってうまいといえないのだが、絵心に乏しい筆者などは、目の前に絵(らしきもの)が形を見せていくのを見るだけでも、結構おもしろいナと思った。いろいろな画風の絵の制作過程を見比べられも興味深い。

    もっとも、このソフトの一番の醍醐味は、異なる感性と力量を持つ絵師を操って、自分好みの絵を作り上げることだ。書き加える場所を指示する、という「口出し」の具合もナイスだと思う。ちょっとここが書かれていないのでは、とか、ここはもっと変えてほしい、というイメージだけで絵師に指示を出せる──つまり、描画の力量はなくても、感性とコツだけで勝負できることが、特に絵を描けない人にとってありがたい。

    描画を間接的にコントロールすることはできるものの、どんな絵ができあがるかは、完成するまでわからない。この点は、画像編集・加工をするという目的から見ると、何とももどかしい、と感じる人がいるかもしれないが、絵を描けない、または描くのが面倒という人にとっては、軽い気持ちでなんとなく“様になる”絵が作れるというのはありがたいはずだ。同時に、できてみるまでわからないというギャンブル性(?)と、いろいろな絵師を使い分けるゲーム的要素がウリのユニークなソフトだ。

    (坂下 凡平)

    ソフト作者からひとこと ソフト作者からひとこと
    ソフトを開発しようと思った動機、背景
    人間は物に対するいろいろな知識があるので、絵を描くときも無意識にそれらの知識を用います。「絵師のえそらごと」はそんな知識を省いて世界を見てみると、おもしろいんじゃないかなと思って作りましたまた、ホームページとソフトを一体化した何かができればいいなと思い、ホームページ「絵師のえそらごと・わーるど」も制作しました。ここには、「絵師のえそらごと」で制作された絵画を展示する「えそら美術館」や、特徴を持った絵師達を派遣する「絵師派遣センター」などがあります。

    開発中に苦労した点
    Ver.0では、「絵師は人間の自由にならない」というのがコンセプトでした。絵師を通して、できるだけ多種多様な絵が生まれてくることを願ったためです。ところが、あまりにも自由にするとノイズのような絵ばかり描いてしまうので、そのあたりの各パラメータのバランスには葛藤しました。

    ユーザにお勧めする使い方
    さまざまな作品を作って、ホームページ「絵師のえそらごと・わーるど」の「えそら美術館」に出品したり、おもしろい絵師ができたら、同ページの「絵師派遣センター」に投稿したりしてください! そのほかにも、作品を印刷して額に飾ったり、自分のホームページでえそらの個展を開いたりしてみてください。

    今後のバージョンアップ予定
    Ver.0に続き、Ver.1を制作中です。Ver.1では、Ver.0とはまた違ったコンセプトで制作しようと思います。そのほかのマイナーバージョンアップは、たびたび行っています。

    (オシロ)
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    ● 絵師のえそらごと Ver.0d
  • 作 者 : オシロ さん
  • 対応OS : Windows 2000/98/95/NT
  • 種 別 : フリーソフト
  • 作者のホームページ : http://www.esola.co.jp/
  • 補 足 : 作者のホームページでは「派遣絵師」をダウンロードできる


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    絵師のえそらごと 4.197 自動絵画作成ソフト (11,933K)


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