テキスト→画像変換、豊富な文章整形などの機能を備えた高機能テキストエディタ。操作性にも配慮され、快適な編集作業を行える。「TepaEditor」は、さまざまなユニークなアイデアが盛り込まれたSDI形式のテキストエディタだ。エディタの環境設定を即座に切り替えられる「編集モード」、無駄な動作を省き、編集作業を妨げない「サーチバー」「インフォバー」、豊富なメニューが用意された「文章整形機能」、そしてテキストを画像ファイルに変換できる「TtoGコンバータ」など、強力で特徴的な機能を揃えている。
「編集モード」は、フォントや色、スタイルなどの組み合わせであらかじめ作成しておいた複数の環境設定(編集モード)を切り替えて使用できる機能。拡張子と関連付けて保存しておくことができるので、例えば使用する開発言語ごとに予約語やコメントなどの強調(色分け)設定をしたモードを作成しておくと便利だ。予約語は1語ごとに「大文字・小文字の区別を行うか」「単語単位で検索するか」を設定できるほか、正規表現を使って検索(あいまい検索も可能)を行うように設定することもできる。さらに、それぞれの編集モードでは、予約語ごとにレベル1〜5までの5段階の強調レベルを設定できるため、柔軟な強調表示設定を行うことが可能だ。編集モードの切り替えはツールバーのリストからすばやく行える。
ツールバーの下に表示される「サーチバー」には、二つのテキストボックスが配置される。検索ダイアログを開くことなく、このボックスに直接、文字列を入力して、検索・置換を実行できる。編集ウィンドウで文字列を選択し、【Ctrl】+【F】などで「サーチバー」に文字列を入力して、すばやく検索を行うことも可能。検索・置換には正規表現も使える。また、編集ウィンドウの下に用意された「インフォバー」には通常、ダイアログで表示される「置換を終了しました」などのメッセージが表示される。「サーチバー」とともに、不要なダイアログを表示させないよう工夫されており、編集作業を妨げることがない。
「文章整形機能」には、豊富な整形メニューが用意されており、選択文字列の大文字←→小文字、半角←→全角といった一般的な変換のほか、行頭への文字挿入、行頭文字の削除、空行の削除、HTMLタグの削除、空白←→タブ変換なども行える。英大文字、英小文字、記号など、個別に文字種を指定して変換を行える「文字種別変換」機能もある。
数ある機能の中でも最もユニークな機能が「TtoGコンバータ」だ。編集中のテキストを画像ファイル(BMP/JPEG/PNG)に保存できる機能で、日本語環境のない人に対して日本語文書を送りたいときなどに便利だ。保存時に指定画像を背景として用いることもできる。さらに、テキストを1行ずつ分割した上で連続保存する機能もあり、顔文字アニメの作成などに利用できる。
そのほかにも、登録した外部アプリケーションを呼び出せる「ツールランチャ」などの機能を備えている。「ツールランチャ」を使えば、HTMLの編集中にブラウザを呼び出して、すぐに結果を確認できる。