CPU負荷が軽いため、サーバに負担がかからないこと
などが挙げられる。
初期設定などはすべてブラウザから行うことができ、必要であれば、充実したオンラインマニュアルを参照することもできる。オンラインマニュアルには、導入後の設定手順などが細かく記載されており、ネットワークに関連する知識がほとんどなくても手軽に導入できるという画期的なグループウエアだ。
サーバとするマシンは、固定IPアドレスでTCP/IPが組み込まれていればOKで、「サイボウズ Office 4」のために特別な設定をする必要はない。導入後の作業はすべてクライアント側から行うことができる。また、根本となるデータベース部分が非常に高速であるため、クライアント側、サーバ側の両方で高速動作が見込め、その分マシンスペックに余裕が生まれる。スタンドアロンではつらいような旧型ノートパソコンでも、立派に「サイボウズ Office 4」のサーバとすることができるのだ。
「サイボウズ Office 4」には数多くの機能が搭載されているが、どの機能を使うかはユーザが自由に選択できる。よくわからなければ、全機能を使うようにしておけばよい。オプショナル機能で、PalmなどのPDAとリンクする機能もある。各アプリケーションはそれほど大きなサイズではなく、フルインストールしたとしてもハードディスクの空き領域を心配する必要もないだろう。インストール作業自体は、サイボウズのサイトからダウンロードしたファイルを実行し、ウィザードに従って進めるだけでOKだ。ファイルは、このページからダウンロードできる。
社内ユーザ同士で
情報の共有ができる
「サイボウズ Office 4」で重要視されているのは「データを共有化する」ことだ。例えば、社員各自のスケジュールは本人しか知らない場合も多いが、これを社内ユーザ(社員)同士で共有できるスケジューラに記述しておけば、誰の予定がどうなっているのかを他の人間が把握できるし、行き先案内も電子化することで、ミスや不記載を防げる。そのほかにもサーバに保存されている共有文書を管理する機能やアドレス帳、施設予約リストなども装備している。アドレス帳は個人用と共有用を分けることが可能だ。
登録された情報の扱いに関しては、「サイボウズ Office 4」の登録ユーザ/未登録ユーザで、項目ごとに細かくアクセス権を設定することができるようになっている。未登録ユーザがスケジュールなどを閲覧できないように設定することもできる。
ユーザ同士のコミュニケーションツールが
用意されている
「サイボウズ Office 4」で、3人以上のユーザがいる場合に便利なのがコミュニケーションツールだ。ツリー表示のできる掲示板や、緊急案件を回せる回覧板、チャットのように使える電子会議室が用意されている。すれ違いの多い部署ではこうした電子コミュニケーションツールがあることで、円滑な業務連絡を行うことができる。
個人用のスケジュールや
メールも装備
「サイボウズ Office 4」には、ログオンしないと利用できない特定ユーザ専用のToDoリスト、スケジューラなどの機能もある。また、インターネットメールを中継し、読み書きできるWebメール機能があり、この機能を使えば、各個人がそれぞれのメーラで行っていたメールの送受信を「サイボウズ Office 4」に一本化することができる。
プロジェクト管理、ワークフロー、顧客リスト
「サイボウズ Office 4」では、複数の部課にまたがるプロジェクトや、全社で利用する顧客リストなども有機的に管理できる。これはデータの共有化と同時にリンク化が効率的になされているためで、元データはひとつでも複数のアプリケーションから利用できるようにデータベースが作成されているためだ。
外部からのアクセスで
スケジュールのチェックや更新も可能
電話回線またはインターネットを使って、外部からのリモートアクセスでメールやスケジュールの確認・更新ができる。外出先からノートパソコンを使って、スケジュールを書き換えたり、予定変更を社内ユーザに通知することも簡単だ。
そのほかにも便利な機能を満載
「サイボウズ Office 4」では、仕事中に調べたいキーワードが出てきた場合、いちいち新たにブラウザを開くことなく、「サイボウズ Office 4」の中から検索エンジンを利用できる。また、asahi.comなどをはじめとするビジネスニュースWebリンクなどが用意されており、搭載された機能は盛りだくさん。好みで画面デザインを切り替えることも可能で、気持ちよく利用できるよう配慮されている。