「HC2」（HAMBURGER CATCHER 2）は、ボール状の主人公キャラ“まるぴか君”が、ステージのあちこちに置かれたハンバーガーを食べていく面クリア型のアクションゲーム。ステージ内には、ブロック内を移動できる「土管」、垂直・水平方向に移動できる「ロープ」、自動的に動く「ベルトコンベア」などが配置されているほか、障害物として、触れるとライフが減るブロック、水滴、ビームといった「イタイモノ」がある。ステージ内を動き回る敵キャラに触れてもライフが減る。

まるぴか君のとれるアクションは、歩く、走る、ジャンプ、助走ジャンプの4種類。これらのアクションで障害物を乗り越えたり、敵キャラを避けるか、（ジャンプで上から）踏みつぶしたりしながら、ハンバーガーをキャッチして（集めて）いくのがプレイヤーの目的だ。

ステージごとに決められた数のハンバーガーをキャッチできると、ステージクリアとなる。「チーズハンバーガー」をキャッチすると、ライフが1個増加（1UP）。ただし、なかにはライフが1個減る「偽ハンバーガー」や「隠れ偽ハンバーガー」もあるので、間違ってキャッチしないように、注意が必要だ。

いずれのステージもクリアのための制限時間は60秒。残りが10秒に近づくと“HURRY UP!”と表示され、さらに残り10秒からは、10、9、8……とカウントダウンが始まる。設定にマッチしたBGMとともに、プレイヤーに「のんびりやっていられない」といった緊張感を与えてくれる。

「歩く」（左右カーソル）キーを押し続けると助走がついて「走る」とか、「助走してジャンプ」「飛び降りながら左右にずれる」などといった、アクションの加減もなかなかよくできていて、プレイヤーの微妙なキー操作に対応して動かせる。

「上カーソルでジャンプして天井（上の壁）に付いたまま、上矢印を押し続けると、そこに止まっていられる」など、ゲームをやりながら新しいアクションを発見したりするのもまた楽しいものだ。このあたりはテレビゲームのベストセラー「スーパーマリオブラザース」の初期のころなどを思わせる。キャラクタの動きは非常に軽く、ジャンプなど大きすぎるかもしれないが、これもキーの押し方で加減ができる。

なお、画面解像度は1,024×768でもプレイできるが、作者が推奨する通り、640×480の解像度にするとキャラが少し大きくなってプレイしやすくなる。現在は、β版ということで、途中のゲーム保存や任意のステージでのプレイはできない。完成版に期待というところだ。