自由度の高い成長システムを取り入れたシミュレーションロールプレイングゲーム。通常のRPGのように経験値やレベルといった概念がなく、キャラの持つ「アクト」を使って、キャラを思い通りに成長させられる。
「DisposableHeroes」に登場するキャラは、忍者、僧侶、剣士、戦士、衛士、盗賊、騎士、狩人など、さまざま。主人公の青年シンは、すべての剣と剣技を装備・修得可能な忍者タイプ。プレイヤーはシンになって、6年前の悲劇の現場へと訪れることに。それは、まだシンが兵士養成学校に通っていた12歳のときのこと。帰宅したシンを待ち受けていたのは、変わり果てた両親の無残な姿だった。そのとき、親友マックス宅からも、耳をつんざくような悲鳴が……。急いでかけつけたシンが目にしたものは……。
それから6年。シンは立派な青年へと成長を遂げた。ストーリーは、復讐にすべてを費やす青年と、そんな彼のもとに集う仲間たちの存在意義を問う、といったテーマになっている。
大きな特徴は、時間をかけ、経験値をため、レベルを上げていくという通常のRPGと異なり、「アクト」というシステムによって、キャラを成長させられる点。アクトには、HPや攻撃力などのパラメータを上昇させる「能力アクト」、必殺技や魔法が使える「技アクト」、そして、所持することで何らかの効果がある「レアアクト」の3種類がある。例えば、キャラのHPを上げたければ能力アクトからHPを使い、技を覚えさせたいときには技アクトから任意の技を選んで使うとよい。アクトを使うにあたって、MPや技ポイントも必要ないため、好きなときに好きなだけ技や魔法が使える。
いままでRPGを敬遠していた人でも、気軽に楽しめるようにしている点が「アクト」の最大の魅力だ。