必要なときにさっと呼び出して使えるボタン型ランチャ。ふだんはタスクトレイに常駐し、マウスの右ボタンダブルクリックなどでランチャウィンドウを表示する。ボタンをクリックしてアイテムを開いたら、nrLaunch自身は自動的にタスクトレイに戻るので、邪魔にならない。nrLaunchは、さまざまな方法でウィンドウを呼び出すことができるランチャソフト。デフォルトでは右ボタンのダブルクリックに設定されているが、マウスボタンを使う方法を5種類の中から選択できるのに加え、マウスで円を描くと現れる「くるくるマウス」や、画面の端にポインタを移動させると現れる「はしっこマウス」を利用することもできる。さらにタスクトレイアイコンのダブルクリック、キー操作で呼び出すことも可能だ。マウスのクリック位置はデスクトップ上、アプリケーションウィンドウ上と場所を問わない。なお、ゲーム中などで「くるくるマウス」や「はしっこマウス」の機能を使いたくないときは、マウスの監視を一時停止することもできる。
アイテムはランチャウィンドウ上にボタンとして登録する。ウィンドウにはタブで切り替えられる複数のページを配置することが可能で、ページ単位でアイテムを分類できるほか、常に表示しておける「ボタンバー」という領域があり、よく使うアイテムを登録しておけば便利だ。使用するアイコンやボタンのサイズなどはユーザが好みで設定することが可能で、デザインのカスタマイズ性は高い。
アイテムの登録はショートカットメニューからダイアログボックスを呼び出して行えるほか、ドラッグ&ドロップで行うことも可能だ。登録数が増えてきた場合は、(1)ページ上にスクロール用のボタンを表示する、(2)ウィンドウサイズを変更する、(3)アイコンを表示する段数を変更する、といった方法で対応する。
ボタンの機能としては、アイテムを開くほかにもWindowsの終了や再起動、コントロールパネルを開く、ごみ箱を開くといった動作を指定できる。アプリケーションの起動と同時に実行するファイルを複数登録しておくことも可能だ。
さらに、フォルダをボタンとして登録しておくと、フォルダの内容を階層メニューで表示したり、ファイルのドロップでコピーしたりといった使い方ができる。ウィンドウ内でのボタンの並びを、名前順/よく使う順などで簡単に並べ替える機能もある。