Internet Explorerの右クリックメニュー(コンテキストメニュー)に検索エンジンや翻訳サイト、オークションサイトなどを追加できるソフト。Webページ上の文字列を選択して右クリックからサイトを選択するだけで、手軽に検索を実行できる。IEのコンポーネントを使ったタブブラウザでも利用可能だ。 現在のバージョンでコンテキストメニューに登録できるサイトは以下の通り。 - 検索エンジン……Google(ウェブ全体/日本語)、infoseek、LYCOS、excite、フレッシュアイ、Yahoo! Japan、OCN navi(ロボット/登録情報)、GotCha、goo
- 翻訳・辞典……excite翻訳(ウェブページ翻訳/テキスト翻訳、それぞれ英和/和英)、goo辞典(英和/和英/国語/新語)、Babylon英和辞典、e-Words情報・通信辞典
- オークション……Yahoo! オークション、Auction.excite、楽天フリマオークション、Bidders、Bestlot.com
- その他……Listen Japan(アーティスト名からアーティスト情報を検索)、Mapion(目標物名から地図を検索)、Yahoo! フリーソフト&シェアウェア(Yahoo! エンジンでVectorソフトライブラリを検索)
サイトの登録は、サイトごとに用意されたinfファイルを選択し、右クリックからインストールを実行することで行う。infファイルがサイトごとに別々になっているため、自分の利用したいサイトだけを選択してコンテキストメニューに加えることができる。タブブラウザ用のinfファイルも用意されており、タブブラウザでも問題なく使用できる(Donut、BugBrowser、TaBrowser、Cuam、NetCaptorが動作確認済み)。操作は、マウスで文字列を選択(exciteのWebページ翻訳では文字選択は不要)→右クリックからコンテキストメニューでサイト選択という流れで行う。インストール前にinfファイルを書き換えることにより、ショートカットキーの設定を行うことも可能だ。
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reviewer's EYE
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IEの拡張メニューをうまく使った作品だ。拡張メニューを使ってパラメータをHTMLファイルに引き渡し、結果を表示させるという仕掛けの応用だ。以前からこのタイプのソフトはいろいろあったが、使えるのは検索エンジンだけというのが主で、翻訳や辞典、オークションまで踏み込んだものはほとんどなかった。この方式ならばブラウザがバージョンアップしても継続して使えるし、サイト側の検索形式が変わっても、組み込まれたHTMLを少し書き換えればすむ。そもそも、右クリックサーチ君はバージョンアップが速くて、アッという間にアップデートが進む上、対応サイトもこれからどんどん増える可能性もある。作者ホームページを頻繁にチェックした方がよいだろう。 なお、現バージョンではインストール済みのメニュー項目をバージョンアップする場合は前バージョンを一度アンインストールする必要がある。欲をいえば、インストール/アンインストールは専用のツールを作って、チェックボックス等で選択、一括処理ができるようになるとかなりいいと思う。
(藤田 洋史)
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ソフト作者からひとこと
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ソフトを開発しようと思った動機、背景 ネットオークションにはまってまして、通販サイトや価格比較サイトで相場を調べて、さらにその商品の名称をコピー&貼り付けしてオークションサイトで検索して、という操作を頻繁に繰り返していたわけですが、これが非常に煩わしく、何か楽をする方法はないかと思ったのがきっかけです。結果的に他のWeb検索サイトや翻訳サイトにも応用がきいて、予想以上に便利なソフトになりました。ユーザにお勧めする使い方 タブブラウザとの併用がお勧めです。新しくウィンドウを開いて検索結果を表示しますので、通常のブラウザだとウィンドウ操作が面倒でせっかくの快適性が半減します。タブブラウザ対応もこのソフトのウリのひとつです。 今後について 「楽して検索」をテーマにコンテキストメニュー以外の操作方法も研究していきたいです。
(fango)
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