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Pocket Vector ソフトニュース - 2001.06.27
のら犬チャールズの冒険 のら犬チャールズの冒険 1.0
埋もれたアイテムを発掘する、ほのぼの宝さがしアクションゲーム
PalmOS フリーソフト
メイン画面
■場所をタップしてチャールズを誘導し、怪しいところはココ掘れワンワン。何が現れるかは運次第だ

フィールド内に埋もれているアイテムを、敵キャラをよけながら掘り起こしていく面クリア型アクションゲーム。牧歌的な雰囲気とスタイラスでキャラを誘導するユニークな操作性が特徴だ。

「のら犬チャールズの冒険」は、スタイラスペンで犬のキャラ「チャールズ」を誘導し、隠されているアイテムを探し出す面クリア型のアクションゲーム。フィールド上の3つのアイテムをすべて探し出し、無事家に戻ればステージクリアとなる。操作に特徴があり、フィールドをタップするとその位置に向かってチャールズが直進する仕組みで、タップ位置によって細かい動きがすばやくできるようになっている。

地面を掘り起こすのは英字グラフィティエリアのタップで行う。下に何か埋もれている場合、チャールズが吠えて教えてくれるので、それを合図に掘り起こせばよい。しかし、フィールドにはアイテム以外に敵キャラのドーベルマンも埋められており、ドーベルマンが現れたらすぐに逃げなければならない(ドーベルマンに触れると1ミス)。出現後、ドーベルマンはフィールド上を動いて邪魔をするので注意が必要だ。数字グラフィティエリアのタップでジャンプすることが可能で、移動時にドーベルマンをジャンプでかわすこともできる。

ステージの開始時に、一部のアイテム/ドーベルマンの埋もれている場所が一瞬だけ表示されるので、それをヒントに掘り進めて行くことができる。そのほかにも隠しアイテムがあり、ボーナス得点を獲得することも可能だ。また、クリア条件の異なるスペシャルステージも用意されている。

3ミスでゲームオーバーとなるが、コンティニューでそのステージからやり直すことができる。また、メニューの「Preferences」からはレベル(Hard/Normal/Easy)、スピード(High/Normal/Slow/VerySlow)、ナビゲーションのON/OFF、言語(Japanese/English)を変更することが可能。そのほか、掘り起こしやジャンプはタップ以外にハードキーで行うこともできる。

reviewer's EYE キャラがかわいく、ほのぼのとしたストーリーが楽しめるゲームだ。ステージが進むごとに、はじめは土管だった家が段々と立派になり、家族が増えていくという演出も心憎い。

アクション要素が強く、操作性も特徴的なので、慣れるまでクリアに多少てこずるかもしれないが、スピードや難易度などの各種設定を変更すればそれほど苦にはならないだろう。

個人的な感想としては、アクションゲームとしてより深く楽しめる要素、たとえば敵の動きのパターンや、アイテムをゲットしたときのアクションの工夫などがあるとよいと思う。今後のバージョンアップにさらなる期待をしたい。
(塩野貴之)


スクリーンショット》 ステージ開始時に一瞬だけ一部のアイテムが表示されるので、場所を確実に覚えよう
スクリーンショット》 スペシャルステージの3面。ドーベルマンをかわし、どこかにいる彼女を見つけ出す
スクリーンショット》 ステージ4のクリア画面。3匹の仔犬が生まれたらしい。牧歌的なサイドストーリーも楽しめる
スクリーンショット》 設定画面。難易度やスピードの変更ができる


【作 者】 岡崎 宏昭 さん
【作者のホームページ】 http://www2u.biglobe.ne.jp/~hiro_ok/ / http://hp.vector.co.jp/authors/VA017378/
ソフト作者からひとこと
みなさんこんにちは。スタジオパインヘッドです。Palmのお気楽ゲーム、「のら犬チャールズの冒険」の開発秘話(?)をご紹介します。

当初は、Palm独特の操作デバイス「スタイラス」を使ったゲームを何か作ろう、という考えからスタートしました。理由は、「スタイラス操作でプレイするとラクちんそう」だからです。シューティングなども考えましたが、結果として宝捜しゲームに落ち着いたという訳です。この時点で、犬がメインキャラ、ステージをクリアしながら人生を歩んで行くストーリー、などの構想がすでにありました。

最初のうちに苦労したのは、プレイヤーの移動システムでした。ポイントした先へスムーズに移動させるために三角関数を使って計算するのですが、float演算を使うと遅くなりそう(めんどくさそう)だし、そもそもPalmで三角関数演算が使えるのかも良く分からなかったので、結局自分でサブルーチンを作ってしまいました。 また、キャラクタが見にくいとゲームにならないので、画面のちらつきにも気を配ったつもりです。結局、バックバッファを使うことにしましたが、これには今までにWindows版アクションゲームを作ってきたのが役だったと思います。

仕上げ段階では、「プレイしていてイラつかないか?」「ホントに面白いか?」といった視点から何度かゲームを見つめなおしました。この辺はテストプレイヤーのヒト達の意見がとても役に立ちました。その結果、グラフィティエリアでのコントロール、ナビゲーションシステム、プレイの難易度設定などを追加しています。(WISEプロジェクトの仕事仲間にはホントに感謝)

ゲーム性に欠ける部分もあるでしょうが、ほのぼのとした雰囲気に仕上がったのではないかと思います。Palmはハードにゲームするヒトより、ヒマつぶし的に楽しむヒトの方が多いでしょうから、そういった面ではこのプラットフォーム向きになったんじゃないかと考えています。 反省点としては、ちょっとこぎれいなゲームになりすぎて、エンターテイメント性を追求できなかったことが挙げられます。次回作を作るときは、「爽快感」「ちょっとしたギャグ」といったポイントにもっと注意していきたいです。

なんやかんやで完成までにけっこう時間がかかりましたが、工数に見合った面白さが演出できているかというと疑問です。「よくできたゲーム」はプロのヒトに任せて、「楽しい一芸勝負のゲーム」をアマチュアは開発すべきかな、なんて考えてしまいます。面白いゲームを作るのは難しいですね。

ではまた、どこかでお会いしましょう。

(岡崎 宏昭)
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フリーソフト
のら犬チャールズの冒険 1.0 スタイラス操作のアクションゲーム チャールズと一緒に人生を冒険しよう (29K)



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