デザインできる要素は大きく分けて五つ。「文字」「絵と図」「線」「QRコード」「バーコード」で、タブ切り替えで各要素の入力パネルが開くようになっている。入力パネルは、多くの項目がアイコン化されており、直感的に操作できる。プレビュー画面には、ユーザの操作内容が即時に反映される。

読み込み可能な画像形式は豊富。BMP/JPEG/TIFF/PNG/GIFのほか、クリップアート形式（.wmf）を読み込むことも可能。読み込んだ画像を0.1mm単位で移動させたり、拡大・縮小させたりすることもできる。あらかじめ背景を含めて4枚の絵をセットしておくことができ、ボタンひとつで自由に表示/非表示を切り替えられる。画像の背景色を透明にするオプションもある。

「線」の入力画面から、縦線と横線は最大で2本ずつ入れることができる。線の種類には実線、点線、一点鎖線の3パターンがあり、幅や色は自由に変更することが可能。線も画像と同様、ボタンひとつで自由に表示/非表示を変えられる。QRコードでは、各携帯電話キャリアに対応したものを簡単に作成できるウィザードが搭載されている。

印刷は、市販されている名刺専用用紙のリストから印刷設定を決めることで、簡単に行える。もちろん、ユーザが印刷開始位置やトンボ、縦と横の印刷枚数、間隔を決めることも可能。CSVファイルからの差し込み印刷にも対応し、「宛名印刷」のように指定した文字項目だけを差し替えて印刷すれば、多人数の名刺を印刷することも可能だ。