所属会社、関連性の高い情報などをキーとして連絡先同士を紐付けられる

■さまざまな情報をパッケージング
「Interconnect 2007」では、例えば打ち合わせのスケジュール、出席者の名簿、議事録、配布資料など、さまざまな種類の情報をひとまとめにパッケージングして、まとめて管理する機能がある。このように表現すると、先に紹介したOneNoteが、さまざまな情報をひとつの「ノートブック」にまとめて保存できるのに似ている。

違うのは、情報をパッケージングした次のステップだ。目的を限定せず、さまざまな情報をフォーマットにとらわれず蓄積するOneNoteに対し、Interconnectでは、それらパッケージングされた情報を、連絡先（人）に関連付けできる点が異なる。

■「情報」と「連絡先」、「連絡先同士」の結びつけ
パッケージングされたさまざまな情報は、InterConnect上で管理する「連絡先情報」と結びつけて管理することになる。例えば名刺、勤務先会社、部署、担当製品、メールアドレス、出身地、趣味などのあらゆる情報と、それにまつわるさまざまなデータを、すべて連絡先とリンクして管理できる。いわばフォーマットレスのアドレス帳のようなものと考えればよいだろう。一般的なアドレス帳にはできない、「その人に関する情報データベース」が構築できる。

さらに、登録された情報をもとにして、連絡先同士、すなわち人と人との関係を自動的に整理することが可能。担当していた製品、知識分野、出身大学などをキーにして、同じ属性を持つ人同士をグループ化する作業を自動で行える。たとえ所属部署が異なっていても、同じ出身校同士を抽出して把握することが簡単に行えるというわけだ。例えば、とある発表会を開催するにあたり、部門を問わず特定の分野に興味を持っている人だけを招待するといったことが簡単に行える。

■高度な検索機能
連絡先の検索には、さまざまな方法が利用できる。例えば会社名、名刺に記された会社ロゴなどをキーにして、数多くの連絡先の中から特定の会社にいる人だけを抽出するといった操作も容易だ。所属している会社を問わず、「××学会の会合」に出席した人で、かつ開発関係の人だけを抽出することも可能。

また、「Interconnect 2007」では、人と情報のリンクが双方向で行われる。例えば、ある人が作成したドキュメントをInterconnectでその人にリンクさせておけば、特定の文書からその文書に関連した人たちを逆引きできる。特定の文書・業務に関わる人すべてを抽出するといった操作も容易に行える。

【 「亜空間通信Pod」キャンペーンを開催中　】 3Dのバーチャル空間からキャラが現れ、あたかもそこにいるかのようにリアルな反応を返す――そんな夢のようなデバイス「亜空間通信Pod」が2007年末に発売予定となっている。その「亜空間通信Pod」のマイクロソフト・オリジナルバージョンとして「プライベート3次元ナビゲータ」の製作が予定されており、プレゼントキャンペーンを実施中だ。 「プライベート3次元ナビゲータ」は、オリジナルキャラが「2007 Microsoft Office system」のデモンストレーションを行うもので、ほかでは決して手に入らないとのこと。キャンペーンの詳細は、以下のページで確認してほしい。 ■キャンペーンページURL http://www.microsoft.com/japan/office/2007/taikan/camp/default.mspx

「記録帳」の画面。さまざまな情報を書き込み、その情報を人（連絡先）とリンクさせてゆく

もちろん普通のアドレス帳として使うことも可能。詳細な情報を入力できる

過去の職歴、経歴、出身校などをキーとして関連性が高い人をリストアップすることも可能