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手軽なマルチメディアオーサリングツール
NetMC Version 1.52J

「Macromedia Director」などと同様のマルチメディアオーサリングツール。インタラクティブなアニメーションを作成するのに十分な機能ながら、同種ソフトに比べ低価格で入手できるため、手軽に使うことができる。人とは違う、ちょっと凝ったホームページを作成したい人にはお勧めのソフトだ。

■こんな人にお勧め!!

手軽にマルチメディアコンテンツが制作できる

「NetMC 1.5.2J」は、Webページなどで使用可能なマルチメディアコンテンツのオーサリングツールだ。

自分のWebページを派手で楽しいものにしたい、ということは誰でも考えるだろう。アニメーションGIFによる動きを持たせた画面を作るというのも一つの方法だが、アニメーションGIFではサイズばかり大きくなるわりには、動きのバリエーションは限られる。「NetMC」を使えば、キーとなるデータをタイムシート上に貼りつけていくだけで、より自由でインタラクティブ性に富んだ動きを与えられる。

インタラクティブなページだって可能

ユーザの操作に応じて画面が反応するインタラクティブ性も持たせられる。JavaScriptの難しい文法を覚えなくても、画面上で動作を定義するだけでよい。画面と音を同期させて切り替えることも可能だ。条件分岐もできるので、その気になれば簡単なゲームだって作ることができるのだ。

同種のソフトに「Macromedia Director」が挙げられるが、「NetMC」の魅力は何といっても低価格にある(「Director」の1/10以下)。もちろん「NetMC」で作成されたデータを再生するためのプラグインは無料で再配布できる。とにかくほかにない楽しいページを作りたい人にとって注目のソフトであることは間違いない。

(天野司)

作者のホームページはこちら。

ソフト作者からひとこと

3年前、NECはソフトの研究・開発のためにシリコンバレーに拠点を開設しました。シリコンバレーで現地の進んだ情報、優れた人材を活かしてソフトを開発するとすれば、やはり先端分野がよいだろうと考え、マルチメディア、インターネット関連のソフトの研究開発を始めました。インターネット上で誰でもが簡単にマルチメディアを利用・作成できるツールを提供することを目標とし、第一号となったのが「NetMC」です。

米国技術者を使ってのソフト開発はもちろん大変ですが、比較的ソフトの開発は日米共通の点が多い気がします。勉強になったのは、「NetMC」は単なるツールではなく、しゃれたサンプル、テンプレートを満載しており、ハリウッドから来たようなアーティストも使ってコンテンツ作成をしたことです。さすがに彼らはひと味違うセンスがあるのですが、作成を依頼する側も感性を磨いて頭を軟らかくしていないとついていけないところがあります。

英語版はCOMDEXで「AuraLine」というJava版も発表し、さらに目標に向かって一歩前進しました。現在、この「AuraLine」の日本語版の用意をしているところです。

「NetMC」はデジタルカメラでとった画像を単にホームページに貼りつけている方などにお勧めです。サンプルを利用することで、しゃれた電子アルバムが簡単にでき、ホームページがいっそう魅力的になります。操作も簡単ですので、ぜひ評価版で楽しんでください。

(NECテレコムシステム・上野)

「NetMC」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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