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SSDブースター

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SSDブースター
リフレッシュとデフラグでSSDを良好な状態に保つ。アイドル時の自動実行にも対応したSSD用メンテナンスソフト
Windows 10/8/7/Vista/XP  製品:試用可
ソフト作者からひとこと ソフト作者からひとこと

SSDブースター
ファイルチェック実行中の画面。チェックサムを作成・比較して、破損したファイルを検出する

◎そのほかのスクリーンショット
起動後に表示されるメインメニュー画面。「自動処理」では、パソコンのアイドル時にファイルチェック/リフレッシュを自動実行させることができる

「SSDをガベージコレクト」画面(試用版)。「MyDefrag」を利用して、さまざまなパターンのデフラグを実行することが可能
ソフトを開発しようと思った動機、背景
弊社がSSDを使い続けるために必要なので開発しました。

SSDを導入してから半年に一度くらいのペースでファイルが壊れる問題が弊社で起きました。これまで4回ほど起きています。古いファイルを読もうとすると文字化けしていて、内容が崩れている症状です。すべてにいえることは「最後の更新時には内容が正しく、放置している間に壊れていた」というものです。これはすべてのバックアップが正しく取れていることから判明しています。

この問題の起きたPCのバックアップは弊社のバックアップソフト「PBTM+TM」で取っています。「PBTM+TM」はファイルのタイムスタンプを見て、更新のあったものだけをバックアップしています。タイムスタンプの更新が起きたときに行われたバックアップは、内容が正しいものでした。同一のタイムスタンプでハードディスクに保存したバックアップは正しく、SSD上は文字化けしているというものでした。つまり「バックアップを取ったときにはファイルの内容は正しかった」ことがここで証明されています。

例えば、弊社から出荷している製品のマスターデータが「知らない間に壊れていたら」と考えてみてください。製品をバージョンアップし、プログラムの一部を変更したとして、修正のあったファイルは問題は起きないのですが、修正のなかった古いファイルが知らない間に壊れていた場合、顧客に壊れていたファイルが出荷されることになります。あるいはマスターファイルの更新が起きたとき、出荷されるすべてのファイルをすべて検証し直す必要が出てきます。

この問題は非常に危険で、これはもうこのままではSSDを使用し続けることができないほどの問題です。SSDからHDDに戻すか悩むほどでした。少なくとも弊社で開発しているプログラムはすべてハードディスク上で作業を行い、かつバックアップにもう1台ハードディスクが必要であることを意味します。

では、どうするか?

SSD上のファイルが知らない間に壊れたとき、壊れたファイルを自動検出する機能が必要。この機能がないとSSDを使い続けることはできない。
これが弊社の出した結論でした。「SSDブースター Ver.2」はこのような経緯で作ることになりました。

SSDの構造から来る根源的な問題。ウェアレベリング対策
SSDは内部でウェアレベリング(平滑機構)という特殊な処理をしています。これは、SSD内部のNANDフラッシュメモリを均等に使用する仕掛けです。NANDフラッシュメモリは書き込みをすればするほど消耗します。同じ個所ばかりを多用して部分的に磨り減らないように、満遍なく使用する仕掛けです。現在のSSDはウェアレベリングを前提に動いています。

こう書くとよいことばかりに見えますが、要は「知らない間に古いファイルの保存先が他の磨耗したメモリに置き換わっている」ということです。古いファイルがずっと同じNANDフラッシュメモリを使用していると、その部分は磨耗しません。したがって強引に引っぺがして、磨耗の激しいメモリに置き換えます。こう考えると二つの事故が考えられます。

【A】ウェアレベリングの結果、古いファイルのメモリの、磨耗の激しい他のメモリへの置き換えに失敗したら? 例えば、そのタイミングでコンセントの電源が抜けたとか。
当然、そのときに操作していたデータは消えますよね? 例えば「そのときにワープロで操作していたファイルが消えた」ということはよくありますが、ウェアレベリングの失敗で消えるのは過去に設置したファイルです。つまり「知らない間に古いファイルが壊れてゆく」という、SSDならではの恐怖があります。
【B】ウェアレベリングがうまく作動せず、特定のファイルが1年以上更新されなかったらどうなるか?
業界標準のメーカー保証値は一般用で1年以上です。つまり2年前、3年前のファイルはウェアレベリングがうまくかからないと、自然とデータが消えるという不安がついてまわります。前門の虎、後門の狼です。ウェアレベリングの作動でファイルが壊れるならば、未作動でもファイルは壊れる可能性があるわけです。

弊社がSSDの運用を断念し、HDDに戻すことを真剣に検討したことがわかっていただけたと思います。SSDは低価格化するために技術の進歩とともに耐久性のあるSLC型から、耐久性の低いMLC型、TLC型、QLC型に変わってきています。SSDに関しては技術革新とともに、データの文字化けの心配が高まっています。

弊社は過去一貫してSSDのプチフリ対策、寿命対策、バックアップ対策ソフトを開発販売してきたので、放置もできないなと考えると、「SSDブースター Ver.2」を作って解決せざるを得ない状況でした。

開発中に苦労した点
弊社としてはめずらしくWindows上で作動する純粋なアプリなので、楽勝だと思っていたのですが、意外と苦労しました。今回開発したのはディスク上のファイルをひたすら読み取り、ファイルのチェックサムを一つずつ検証するというものだったからです。そうなんですが、実際には下手なドライバ(OSに組み込む特殊なプログラム)より厄介でした。

  • Windows標準のファイル情報を得る機能にバグがあり、特定のタイミングでファイル情報が取れない
  • Windowsのファイル操作の設定により、非常にOSが不安定になる組み合わせが存在する
  • いまだにミステリーなのですが、Windowsの特定のファイルは、ファイルの更新情報を凍結したままで内部を書き換えているように見える
こういうちょっと信じられない問題に遭遇しました。これらの問題をいかに回避するかに苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
「SSDブースター」のファイルチェックは「自動」で実行してください。もしもSSD上のファイルが知らない間に壊れたとしても、その日のうちにそれがわかります。この機能により、知らない間にファイルが壊れるという問題を完全に解決します。もし、ファイルが壊れることが起きたら、SSDを交換する時期が来たと思ってください。そして何よりこの機能によって、ファイルの文字化け、つまりファイルの破損を防止します。

SSDには「ECCリフレッシュ」という機能があります。ECC(Error Correcting Code)は、SSDのデータ化けを自動訂正する機能です。ファイルチェックを掛けることにより、壊れる危険性の高いファイルがリフレッシュされて、フルチャージ状態になります。

SSDを構成するNANDフラッシュは、保持している内容が時間とともに少しずつ消えてゆきます。ECCは、消えたデータが少なければ自動的に訂正を加える機能です。ECCによるデータの自動訂正が掛かったとき、SSDはそのNANDフラッシュのデータが消えかかっていることがわかります。このとき、そのまま放置すると本当に消えてしまいますが、新しく書き直せば電気が満タンの状態になります。この機能が「ECCリフレッシュ」です。

「SSDブースター」のファイルチェックを行うと、消えかけているデータは「ECCリフレッシュ」 がかかり、データは常にメンテナンスがされます。毎日ファイルチェックを行うことで、SSD上のファイルの文字化けを防止できます。仮に壊れたとしても、どのファイルが壊れたかわかります。SSDを安心して使う上で「SSDブースター」のファイルチェックは必需品です。

今後のバージョンアップ予定
今回はディスク上のファイルを一つずつ読み取り、一つずつチェックサムを取り、ファイル損壊を検査する方式を採用しました。損壊したファイルを見つけたら、それをユーザに教えるようにしました。ただし、自動的に復元する機能は持っていません。今後、改良の余地があるとすればこのあたりかなと思っています。ただし、それができるためにはバックアップ機能を持つ必要があります。したがって、バックアップソフト「PBTM+TM」との連携が今後の課題になるのかなと思っています。

((有)電机本舗)


● SSDブースター Ver.2.1.0.2(170919版)
  • 作 者 : (有)電机本舗 さん
  • 対応OS : Windows 10/8/7/Vista/XP
  • 種 別 : 製品:試用可
  • 作者のホームページ : http://dnki.co.jp/w2/
  • 補 足 : 試用版には一部機能制限がある



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    SSDブースター Ver.2 SSDブースター Ver.2
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    有限会社 電机本舗
    SSDブースター Ver.2


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    製品:試用可プロレジ・シェアレジ 
    SSDブースター SSDにリフレッシュ(ガベージコレクション)をかけベストコンディションを維持する




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