特に便利なのは、エクスプローラのコンテキスト（右クリック）メニューから簡単にフォルダを登録できる点と、変更したアイコンがUSBメモリなどでも有効になる点。フリーアイコンを入手できるサイトへメニューからアクセスできたり、ビットマップ系の画像をICO形式へ変換できたりといった配慮もうれしい。

フォルダのデフォルトアイコンを変更する機能（「ファイル」→「選択したアイコンをシステムのデフォルトフォルダに使用」）は、Windowsの基本的なフォルダアイコンを一括変更できるもの。この機能だけは、いったんログオフして再度ログインすることでアイコンが変更されるが、通常のアイコン変更に関しては設定適用後、すぐに有効になるので再起動などの必要はない。

最後に少々余談を。アイコンカテゴリーの中に「干支」というのがあり、年賀状でおなじみの「子」「丑」「寅」……がフォルダアイコンになっているのだが、その中で「未」のファイル名は“goat”、「亥」は同じく“pig”となっている。気になってネットで調べてみたら、日本での習わしとは違い、“chinese zodiac（十二支）”ではヤギと豚らしい（検索でヒットした画像の中には、未をgoatではなく、sheepとしている場合もあるようだが）。妙なところで勉強になった。フォルダ名は単に“zodiac”なので、ひょっとしたら英語モードに切り替えると黄道十二星座になるのかと気になって試してみたが、さすがにそのようなことはなく、干支のままだった。