ウイルス対策とスパイウェア対策に的を絞り、シンプルな使いやすさを追求したパーソナル向けのセキュリティ対策ソフト。ウイルスの侵入やスパイウェアの活動を検出して防御してくれるほか、不正なプログラムがWindowsの設定を変更しようとすると警告してくれる。「Trendアンチウイルス+スパイウェア」は、“定番”アンチウイルスソフト「ウイルスバスター」シリーズの流れを汲むセキュリティ対策ソフト。「ウイルスバスター」の持つさまざまな機能の中から、ウイルスとスパイウェアへの対策に特化することで、シンプルな使いやすさを追求している。
ユーザインタフェースや使い方も「ウイルスバスター」を踏襲したもの。メイン画面の「現在の状況」で、各機能の設定状態や前回の検索実行日/アップデート日などを確認できるほか、ワンタッチで不正プログラムを検出したり、アップデートを開始したりできる。「現在の状況」のほかは、「アップデート/その他」「ヘルプとサポート」というシンプルな構成だ。
「ウイルス/スパイウェア対策」では、「ウイルス/スパイウェアの監視」「不正変更の監視」「予約検索/手動検索」「隔離ファイルの管理」を行うことが可能。「ウイルス/スパイウェアの監視」では、機能の有効/無効の切り替えのほか、監視/検索対象を「リアルタイム検索」「受信メール検索」「送信メール検索」「Webメール検索」「メッセンジャー検索」から選択・設定することができる。さらに、それぞれの検出時の処理を指定したり、リアルタイム検索における検索範囲などを指定したりといったことも可能だ。
「不正変更の監視」では、変更が検出された場合の処理を「常に拒否する」「常に許可する」「処理を確認する」から選べる。例外設定として、動作そのものを常に許可/拒否するプログラムを指定することもできる。
「予約検索/手動検索」は、自動検索のスケジュール指定、検索場所や検索対象、検出時の処理方法などを指定できるもの。
「隔離ファイルの管理」では、隔離中のウイルスおよびスパイウェアを一覧表示し、駆除や復元、削除を行うことができる。
そのほか「アップデート/その他」では、定義ファイルやプログラムの更新方法の指定、ポップアップメッセージの表示やセキュリティレポートの作成に関する設定、「Trendアンチウイルス+スパイウェア」自体の設定を保護するためのパスワード指定、各機能のログ表示などが可能だ。