はがきをデジタルファイリングするためのソフト。スキャン画像の差出人を文字認識し、自動振り分けする機能を持つ。「はがき さくっとファイリング」は、受け取ったはがきをスキャン画像でファイリングするためのソフト。はがきのイメージを住所録データベースの個人データに割り当てることで、「誰からどんなはがきをもらったか」をすぱやく確認できるようにしてくれる。最大五つまでのデータベースを登録することができ、複数ユーザで利用することも可能。検索では、複数の条件を設定して、目的のはがきをすばやく探し出せる。お年玉付き年賀はがきの当選はがき検索機能も備える。
メイン画面は大きく分けて、検索エリア、サムネイルエリア、画像エリア、情報エリアの4ペイン構成。情報エリアには、住所データや電話/ファクス/電子メール、旧姓/連名、勤務先、はがきの種別、くじ付きはがきの当選番号などの文字情報が表示される。
検索エリアには「姓名」「日付」の二つのタブが用意され、切り替えて利用することが可能。「姓名」では、差出人の名前がアカサタナの行ごとにフォルダ分類される。差出人への割り当てを行っていない画像や、まだ画像を登録していない差出人などもフォルダごとに分類され、すぐにチェックできるようになっている。「日付」では、年ごとに年賀状や暑中見舞いのサブフォルダが作成され、さらに各サブフォルダ内で名前順に整理される。
画像の登録は、スキャナから読み込む方法と、既存の画像ファイルを読み込む方法とがある。オプションとして、はがきの置き方を1枚置き/4枚置きから選べるほか、両面スキャン対応スキャナでは、文面と宛名面の連続読み込みも可能。読み込み後は文字認識が行われ、名前や住所が差出人情報に登録されると同時に、データベースのツリービューでも自動で振り分けられる。認識できなかったはがきは、手作業で振り分けをすることが可能だ。
画像読み込み時に「くじ番号」オプションをONにしておくと、お年玉付き年賀はがきや暑中見舞いなどのくじ番号を自動的に読み取って登録してくれる。「あたりくじの検索」機能を使えば、登録されたくじ番号をもとに当選はがきを検索することができる。
読み込まれたはがき画像は、宛名面/文面の表示を切り替えたり、ビュー画面で表示させたりといったことが可能。回転や傾きを補正することもできる。最大五つまでの条件を指定して、目的のはがきを探すこともできる。
住所録データのインポート/エクスポート機能もある。テキストやCSV形式のほか、主要な宛名印刷ソフトのデータ形式に対応している。