動画などに、ナレーションやセリフといったデジタル合成音声を付けられるソフト。合成音声の作成から動画などへの組み込みまでを一連の作業で行うことができる。「NarrationStudio」は、合成音声による本格的なアフレコ作業をパソコンで手軽に行えるソフト。自作のアニメやゲームなどに、シナリオに沿ったセリフやナレーションを付けられる。操作の大まかな流れは、
- 「キャラクタ」を作成
- シナリオを入力(各セリフに割り当てるキャラクタも指定する)
- 音声を合成
- 複数の台詞をタイムラインに並べて出力
で、あたかもスタジオでアフレコしているかのような感覚で作業を進められる。「キャラクタ」とは、声のタイプをパラメータとして設定したデジタル合成音声パターンのこと。声質(6種類)、ピッチ、スピード、ボリューム、イントネーションなどを個別に指定できる。設定した音声をプレビューすることも可能で、マイクを使った“演技指導”で合成音声のアクセントを調整することもできる。合成音声を使わずに、マイク入力された声をそのまま使うことも可能だ。合成音声に喋らせたい内容の登録は「シナリオ」ウィンドウで行う。セリフを読ませたいキャラクタとセリフの内容を入力してゆく。個々のセリフの正しい読み仮名や区切り位置、アクセント記号は細かく設定できる。ユーザがマイクから声を直接入力し、それを合成音声に反映させて細部のアクセントを調整することも可能だ。ひとつのセリフは4テイクまで作成することが可能。シナリオデータはCSVファイルをインポートして利用することもできる。
シナリオに沿って音声合成が完了したら、「タイムライン」ウィンドウで動画ファイルなどとの合成を行う。動画のほか、SEやBGMとして使用する音データの合成も可能で、複数の音データを同時に再生させたり、合成音声の再生速度を変化させたりできる。もちろん、音量は個別に調節することが可能。タイムラインに合わせて動画をプレビューする機能もあり、動画の動きを見ながらの音合わせも簡単に行える。
完成した動画ファイルは、AVI/WMV形式で出力できる。音声だけをWAV形式で出力することも可能で、「セリフごと」「タイムラインの指定した範囲だけ」といった方式での出力機能もある。