スクリプト不要のFlash作成ソフト。簡単な操作で高いクォリティのFlashコンテンツを作成できる。「MotionMaker 4」は、直感的な操作でFlashコンテンツを作成できるソフト。従来「FlashMaker」シリーズとして販売されていたソフトの新バージョンで、ウィザードで選択できるテンプレート数が増えるなど、さまざまな機能強化・追加が図られた。
前バージョン「FlashMaker 3」の特徴は、「ウィザードに従って設定内容を入力してゆくだけで、表現力の高いFlashコンテンツを作成」できたこと。「MotionMaker 4」ではウィザードが強化され、従来は3種類しかなかったテンプレートが7種類に増えた。利用できるテンプレートは「フォトアルバム」「Webメニュー」「バナー」「グリーティング」「プレゼンテーション」「アニメ」「ゲーム」。より目的に合ったものを選択できる。
ユーザが独自にテンプレートを作成することも可能になった。作成済みのFlashコンテンツをテンプレートとして登録しておけば、似たような構成のコンテンツを作成する場合、相違点を変更するだけで新しいFlashコンテンツを作成できる。
タイムラインの独立化もなされた。従来はタイムライン、編集画面とページ一覧画面がタブ切り替えでしか表示できなかったが、それぞれ独立して表示できるようになった。このため、タイムライン編集中でも「どのページを編集するのか」を容易に把握することが可能。タイムラインは、ワンタッチで表示/非表示を切り替えられる。状況に応じて最適なインタフェースを選択できる。
タイリング表示しかできなかった素材一覧やツール一覧などはフローティングパレット化され、編集画面を広く取れるようになった。パレットは、ワンタッチで表示/非表示を切り替えられる。
コンテンツのプレビューも簡単になった。作成中のコンテンツをプレビューする場合、従来はいったんSWF形式で保存してWebブラウザで開く必要があったが、新機能「ブラウザプレビュー」を使えば、手順を簡略化できる。ワンタッチでブラウザを開き、現在作成中のコンテンツを再生することが可能だ。
プレビューでは、再生や停止といった再生コントロールを行うことも可能。さらに「スナップショット」ボタンをクリックするだけで、静止画キャプチャが行えるようになった。
「背景グラデーション」「ロゴ文字」も追加された。背景グラデーションでは、グラデーション画像を壁紙として貼り付けなくても、グラデーション背景を利用できる。ロゴ文字で作成できるのは金文字、銀文字、浮彫り文字、3D文字、影付き文字、切り抜き文字、縁取り文字、岩文字の8種類。フォントや色などが指定できるほか、文字にテクスチャ画像を貼り付けることもできる。