ネットワークライティングに対応した総合CD/DVDライティングソフト。詳細かつ高度な設定をほどこしたライティングを行うことが可能。「Disc Juggler5」は、データCD/DVDや音楽CD、CD Extra、DVD-Videoなどの作成、ブータブルCD/DVDの作成など、多彩な機能を備えるCD/DVDライティングソフト「Disc Juggler」シリーズの新バージョン。新たに、LANを利用して別マシンのドライブでCD/DVDを作成できる「ネットワークライティング」、2重セクタ化されたプロテクトディスクのイメージ化などに対応した。
CD書き込みでの特徴は、CAV方式ドライブへの最適化機能。容量の少ないデータCDを作成する際、内周部をダミーデータで埋め、外周部に実データを書き込むことで、CAV方式ドライブに最適化させられる。また、通常はデータ書き込みを行えないエリアを利用して、規定容量以上の書き込みを実現する「オーバーバーン」にも対応する。ブータブルディスクの作成では、フロッピーエミュレーションでの作成も可能。DVD-Videoの作成では、DVDメディアのブックタイプをDVD-ROMに変更することで、DVDプレイヤーでの再生互換性を高める「ブックタイプ変更」機能が用意されている。VIDEO_TS構造の自動修正(再配置)機能も備えている。
ディスクのコピー機能も強力だ。通常はコピーしない領域まで忠実に複製する「RAWモードコピー」を利用して、CD/DVDを丸々コピーできる。CD/DVDの内容を丸ごとひとつのファイルにディスクイメージにする機能も用意されている。
さらに、(一部のゲームで採用されている)2重セクタディスクをイメージ化することも可能になった。作成したイメージファイルは、あとでCD/DVDに書き込めるほか、同梱の仮想CD/DVDソフト「SimDisc3 SE」を使い、仮想ドライブとしてマウントすることも可能だ。
音楽CDのデータ抽出では、補正方法を3段階で調整できる。抽出したデータは、WAVE/MP3/WMAの各形式に変換することが可能だ。
ネットワークライティングも新バージョンで追加された機能のひとつ。ライティングドライブを搭載していないマシンからLANを経由してデータを転送し、サーバのドライブを使って遠隔ライティングできる。