ネットワーク上のドライブへの書き込みに対応し、CD-R/RWドライブを搭載していないパソコンからの書き込みを実現した多機能CD-R/RWライティングソフト。「Disc Juggler 4」は、CDコピーやマスタリング機能を備えるオールインワンタイプのCD/DVDライティングソフト。CD-R/RWへの書き込みのほか、DVD-R/-RW、+R/+RW(Windows XPではDVD-RAMも)といった記録型DVDへの書き込みに対応。2台のドライブへの同時書き込みにも対応する。
作成できるCD/DVDは、データCD/DVD、CD-DA(音楽CD)、Mixed Mode CD、CD Extra、CD-TEXT。CD/DVDのバックアップはイメージファイル経由はもちろん、オンザフライでも行える。ネットワークやインターネット経由でほかのパソコンに接続されたドライブへの書き込みや、多様なCD/DVDマスタリング機能など、特に中上級者向けの機能が充実している。
起動直後の画面では「CDの作成」「DVDの作成」「ディスクのバックアップ」といったタスクの一覧が表示される。インタフェースは対応する機能に応じて異なり、それぞれ細かい設定が行えるようになっている。
「CDの作成」では、書き込むフォルダやファイルを指定する「エクスプローラ」と、書き込みモードや速度などを設定する「CDライティング」をタブで切り替える。「エクスプローラ」画面は、ハードディスクの内容が表示されるファイラ、書き込みたいデータをドラッグ&ドロップするレコーディングセッション、そして一番下にログを表示する3ペイン構成となる。「CDライティング」タブでは、出力先および書き込みモードの設定や、書き込み枚数や速度の設定が行える。
音楽CD作成機能では、音楽CDからWAVE、MP3およびWMAへのエンコードが可能なほか、曲の一部分だけをWAVEファイルに変換するといった機能も備える。ハードディスクに保存されたMP3ファイルなどからオリジナルの音楽CDを作成する場合は、ファイルをドラッグ&ドロップすればWAVE形式に自動変換される。より高音質で音楽を読み込む「DAEジッター補正」やインデックスポジションの作成といった機能も装備。CD-TEXTデータの入力、CDDB接続による曲名の取得もサポートしている。
ドライブを搭載していないパソコンでも「Disc Juggler 4」がインストールされていれば、ほかのパソコンのドライブをネットワーク経由で利用可能になる。ドライブを搭載するパソコンをサーバに設定すれば、クライアント側のパソコンでサーバ側のドライブを「出力先」として指定できる。サーバにグローバルIPアドレスが割り当てられている場合は、インターネット経由でライティングを行うことも可能だ。
そのほか、ブータブルCD/DVDやCD Extra、UDFフォーマットでのDVD書き込みなどさまざまなCDの作成に対応。CDを忠実にコピーする「RAWモードコピー」や、CAVでの読み出しを高速化するために容量の少ないCDにダミーデータを書き込む「CAV方式最適CD作成」といった機能も用意されている。