「みずだまあつめ」は、ステージ上にたまっていく5色の「みずだま」をマウスでクリックして消していくシンプルなパズルゲーム。ゲームの目的は、「みずだま」が画面の一番上まで届かないように気をつけながら、なるべく多くの「みずだま」を消すこと。縦・横・斜めに同色の「みずだま」が並んでいれば、どれかひとつをクリックすることで、そのすべてを一気に消すことができる。

得点は「みずだま」を1個消すと10点、2個消すと40点、3個消すと90点というように「一度に消した数の自乗×10点」の割合で増えていく。そのため、一気にまとめて消した方が高得点につながる。ただし、「みずだま」を1個消すたびに画面右にある「BoTTomメーター」のレベル（小さなみずだま）が1増え、これが5を越えると（つまり「みずだま」を6個消すごとに）新しい「みずだま」が1段せり上がってくる。したがって、まとめて消すと、かえって「みずだま」の高さが増してしまい、一気にゲームオーバーになってしまうことがある。

ちなみに、一度に4個の「みずだま」を消した場合、BoTTomメーターは3しか上昇しない。これをうまく使うと「みずだま」がせり上がるタイミングを調節できる。

画面右側には、BoTTomメーターのほかに、ScoRe（現在のスコア）、BoNus（直前に消した「みずだま」による獲得ポイント）、ToTaL（これまでに消した「みずだま」の累計）、MaX（一度に消した連鎖の最大値）が表示される。

なんかヘンだと思ってドキュメントを読み直してみたら、メーターは「みずだま」をひとつ消すたびにひとつ増えるのだった。つまり時間制限のあるアクションゲームではなく、純粋に思考型のパズルゲームなのだ。見かけで安易に判断しちゃイカンという教訓である。

思い込みが解けると、地味ながらこれはなかなかおもしろい。一度に消す数が多ければ高得点が望めるが、一気にみずだまがせり上がってくることにもなる。そこで「あと何個消すと、みずだまがせり上がってくるか」の判断が重要になる。

例えば、「みずだま」が高く積み上がっているところが2ヵ所あれば、一方で下の方の「みずだま」を消して高さを下げたとしても、その結果、全体に「みずだま」がせり上がってしまえば、もう一方が上まで達してゲームオーバーになったりするわけだ。このあたりの計算が「みずだまあつめ」のおもしろさだろう。

また、4個まとめて消すとメーターが1減るというのもポイントだ。これには注意が必要で、例えばいまメーターのレベルが1だったとして、ここで4個まとめて消すとメーターはゼロではなく4になる。つまり4増えて5になったところからひとつ分引くわけだ。ここがわかっていないと、筆者のように「なんかおかしい」と頭をひねることになるので、ご注意いただきたい。

パズルとしては特に難解なものではなく、短時間で楽しめる。手軽な思考型ゲームを探している人にお勧めだろう。

最近になって、このシステムをもとに自分の色を出したものが作りたくなり、本ソフトの開発に至りました。

開発中に苦労した点
単なるバージョンアップで済んでしまうだろうと思っていましたが、自分が表現したいものを加えていくにつれて、いままでのやり方ではうまくいかなくなり、スクリプトの組み替え作業に悩まされました。

ユーザにお勧めする使い方
クリックすると水滴がぴこぴこ動く様子を楽しんでください。

今後のバージョンアップ予定
開発は一段落しております。機会があればデバッグを行うかもしれません。

最後に
本家「きのこ狩り」の作者、わらのさんに深く感謝します。この方なしには、本ゲームはきっと生まれなかったでしょう。

興味のわいた方は、ぜひ本家「きのこ狩り」を遊んでみてください。ルールは単純ですが、夢中になれるゲームです。