高校野球部の監督になって地区予選を勝ち抜き、甲子園での優勝を目指す野球シミュレーションゲーム。育成したチームで他のユーザと1対1のネットワーク対戦も可能だ。「高校野球道CV2(DL)」は、高校野球チームの監督となって甲子園を目標に選手を育て、試合を戦っていくシミュレーションゲーム。指揮を執るチームは、4,000校以上登録された学校の中から選択することも、自分で新設校を作ることも可能だ。監督の任期は5年で、この限られた期間で結果を出すことが求められる。部員が少なくなってしまうと、任期途中でも解任されることがある。
ゲームモードは通常の「オリジナルモード」と「アレンジモード」の2種類。「アレンジモード」では、作者のホームページ上で行われた大会の優勝校に加え、ピエール瀧、國府田マリ子両氏の作成した高校が追加されている。校舎が変わるなどの違いもある。
ゲームはまず自分のチームを作ることから始まる。選手一人ひとりに練習メニューを与え、チーム全体の練習パターンを設定する。練習メニューは「遠投」「タイヤ引き」「走り込み」「トスバッティング」「フリーバッティング」「ノック」「実践守備練習」など20種以上がある。それぞれ強化されるポイントが違うため、個々の選手に設定された能力値を考慮して、練習メニューを組み立てるのがポイントになる。また、選手の能力や適性によってポジションをコンバートすることも可能だ。選手の顔をモンタージュ作成する機能もある。
練習メニューは、雨天時を含めて、5パターンを設定でき、カレンダーにこれらのパターンと休日、練習試合、合宿といったイベントを書き込んでいく。このスケジュールを進めながら予選や本大会を目指すが、相手は高校生なので、試験や補習授業で練習できなかったり、サボる者には家庭訪問でフォローしたりといったことにも配慮しなければならない。
甲子園の予選(地区大会など)は秋と春の2回あり、試合のオーダーは各選手の成績を見ながら決めることができる。試合中は選手の交代はもちろん、投手に対して「ウエスト」「敬遠」「直球多投」「変化球多投」、打者に対しては「一球待て」「バント」「エンドラン」「右狙い」など、1球ごとに細かな指示を与えられる。走者や守備陣形に対しても同様に指示可能だ。また、投手の疲労度や心理状態などもアクションで知ることができるので、選手交代の参考になる。
インターネット接続で、他のユーザと1対1の対戦を楽しむこともできる(TCP/IP接続対応)。専用サーバのロビー内でチャットをして対戦相手を探すことができるほか、直接特定の相手のIPアドレスとTCPポートを入力して、対戦を行うこともできる。