島川言成のベクター縦横無尽
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島川言成のベクター縦横無尽
 ソフトに関する話題はさらに広がる (02.08.26)

都内の会計事務所に勤務するフランケンさんから投稿メールが届いた。だんだん当コーナーへの参加者数が増えている。この調子でゆけば、数年内には、ベクター内圧力団体にまで成長すると、夢物語のようなことを考えている。

前々回の最後に、高橋まきさんのメールから、「いらないソフトって、どうやって削除するの?」と質問されたことを述べた。オレはオーソドックスな削除方法を紹介したが、ソフト削除に関して、フランケンさんが独自の見解を示してくれた。なるほど、「なぜ、ソフトを削除するか」とあらためて問いかけられてみると、考えるところが出てくるのだナ。フランケンさんはソフトの削除理由を次のように書いてきた。

「私が考える理由としては『ハードディスクの容量の確保』『パソコンの調子が不調になり、元に戻したい』の二つがあります」

「捨てる技術」という言葉が話題になったことがあるが、読者がアプリ、ファイル、フォルダを削除する、こんな理由、あんな理由を教えてもらいたいものだ。

さらにフランケンさんはお仕事と関係した方法で、ソフトの適正価格についても触れてくれた。

「ソフトの持つ価値ですが、会計事務所向けのソフトを見る限り、(開発に要した人件費などのコスト+アフターフォロー費用+期待利益)÷期待販売数のような気がします」

とのことだ。オーダーメイド型のソフトならば、この算式で合っていると思われるが、パソコンショップなどで売られている財務会計処理ソフトなどの場合、当然ながら、バージョンアップを考慮しなければならない。このあたり、フランケンさん、会計のプロの目から、さらなる費用分解を試みていただきたいところだ。

フリーソフトやシェアウェアの場合、よく指摘されるところに、個人の場合はプログラマ自身のアイデンティティ、営利法人の場合は、商品PRの見地から価格が決定されるというところもある。開発期間に何ヵ月も要したであろうと推測されるソフトが無償や安価で提供される理由は、開発者および企業のみぞ知るところかもね。「オレはこんな理由から値段をいくらに決めた」というところを、どなたか教えていただければ幸いだ。

さて、もうひとつ、このコラボコラムで動いている話題に中毒性の高いゲームの話があった。これについて、ビッグゲートさんがこんな投稿メールをくれた。

「作者のもりすけさんからのメール感激です。ゲームの達成感は独特のものがあり、『さめがめ』の場合、面クリアするのとハイスコアを狙うのではゲームの進め方が変わってきます。また、駒の配置によってもスコアが変わってくるので、ある程度運次第ってところもあります。『達成感』と『展開の快感』がうまくミックスされて中毒性が高かったゲームは『上海』ですね。運次第の要素もかなりあって最後に2枚残って悔しい思いをしました」

「上海」とは懐かしい名前が出てきた。オレも過去、このゲームに魅せられて、ゲームを進めながら、「くそっ」だの「えっ」だのと独り言を漏らしたものだ。

前回、ゲームの「おもしろさ」に関してチラリと触れたが、千駄ヶ谷の柴田さんから、うれしい投稿メールが届いたので、紹介しよう。

「こんにちは、千駄ヶ谷の柴田です。私は、当コーナーはより発展すべきと考え、応援する者です。応援歌としてつたないメールを送ります」

柴田さんは、オレが「おもしろさというのは、個人々々違いますので」と接客させていたことに関して、接客を生業とする者として、温度が低すぎるのではないかと指摘してくれた。

「パソコンショップはソフト売り場もハード売り場も官僚的で、知識の不足を高慢な態度で覆い隠している販売員が多いような気がする」

とのことだ。オレもお客さんという立場ならば、その通りと同意するところだ。が、営利を目的とする場所というのは、原則、厳密、厳格の3Gを常時、要求されている点を理解していただきたい。官僚答弁の典型的言動に慇懃無礼がある。柴田さんは、以上のことを承知の上で、人間性に溢れた温かみを求められているわけだが、過去、そんな態度の店員が、「お客にタメ口をきくのか!」と怒鳴られていた姿も見てきた。

「兼ね合い」とは両者の折り合いがついた状態だが、個々の相手の性格を見抜きながら接客できるプロフェッショナルな店員に、オレもなることができなかったと後悔することしきり(ぽりぽり)。

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