7月10日の夕方に、当コラムの担当からメールが届いた。「早速、投稿してくださった人がいますので、島川さん、さあ調理をお願いします」とのことだ。取締役を務めているコンピュータセキュリティ会社の仕事で、遠方から来た訪問者と業務提携の話をしているときだぜ。受けた仕事だから、仕方ねぇ。遠方のお客さまのお守りは部下に任せ、原稿にとりかかった。
まずは投稿メールの確認だ。大嶋和人さんからの投稿で、こんな書き出しだった。
「前略、どうもはじめまして。おもしろそうな企画なので、日ごろ感じていることなどを書いてみたいと思います」
うむ、すばらしい。どうもメール文化が一般化するにつけ、挨拶が不足する世間ができあがってきた感じがする。専門学校でもオアシス(おはよう、ありがとう、失礼しました、すみません)ができんような人は就職もできんぞと話すが、「はじめまして」ときてくれるのはうれしいもんだ。
大嶋さんはMacユーザで、ご自身でもソフト開発されているそうだ。「ソフト開発にあたって、意味あるソフトとは何か」を自問されるそうだ。オレは開発者ではないから、そこらを正確に理解できないが、ライターがテーマや言葉選びに苦悶するのと似ているかもね。で、大嶋さんの結論は、生き残るようなよいソフトとは「使い込んでみて役に立つし、デザインがいい」ものだとのこと。エディタやシーケンサに、その手のものがあるらしい。各ソフトの具体的な名称も教えていただきたいね。
大嶋さんの投稿には「奥行き」という言葉にもコダワリがあった。う〜む、ここらの意味をわかりやすく説明してくれるといいナ。そうそう、「ちゃめっけ」のあるソフトも
大嶋さんは支持していた。オレは開発者ではないから、この「奥行き」とか「ちゃめっけ」というのが判然としないのだ。
投稿者も含めて、開発に携わっている人たちよ、この二つの言葉をわかりやすい言葉へ翻訳してくれまいか?
|