|
ベクター掲載のWinGrooveについて
Last Updated : 98.09.25
|
【98.09.10以降の追加情報】
・98.09.25
現在、WinGrooveのレジストは停止されています。Vectorで公開されているVer.0.A1は、レジスト済み既存ユーザのバージョンアップ用として公開されたバージョンです。新規ユーザの方がダウンロードをされても、現在は新規のレジストはできません。あらかじめご了承ください。
・98.09.15
9月14日、作者のホームページに、「WinGroove問題についての作者からの説明とお詫び」という内容でページが設けられました。今回の件に関して詳細な事情説明がなされています。
|
・98.09.10
現在、「ハードディスクを消去する」「IO.SYSを書きかえる」と問題視されている WinGrooveに関して、弊社では独自の調査を行いました。
●指摘されている問題点
WinGrooveのユーザ登録を行う際、特定の不正ユーザIDと特定の不正パスワードを使用すると、ハードディスクの内容を消去する、という事例が報告されています。
●調査結果1―WinGrooveはウィルスに感染はしていない
ベクターでは、ソフトを公開する前の通常業務として、
- インターネット上での新規公開ソフトを対象としたウィルス検査
- 書籍CD-ROM収録前の全ソフトを対象にしたウィルス検査
を各種スキャンソフトを使用して行っております。
今回、これまでにVectorに登録された、バージョンの異なるWinGrooveについて調査した結果、いずれの検査でもWinGrooveに関してウィルス感染の嫌疑は出ませんでした。
●調査結果2―Vectorで公開されているWinGrooveに問題はない
さらに、今回問題となった一部バージョンで調査を行った結果、「指摘されている問題点」で上述した挙動が再現することを確認しました。問題となるバージョンは、Ver.0.9Fβ1〜Ver.0.9Fβ6であることが、作者のホームページですでに報告されています。
ベクターで公開しているVer.0.9D、および作者のホームページよりダウンロード可能なVer.0.A1では上述した挙動は再現することを確認できませんでした。
(※Vectorでは9月24日に、WinGrooveの公開バージョンをVer.0.9DからVer.0.A1に変更しました)
●弊社の見解
本件に関しては、増殖することはありませんので、ウィルスではなくソフト単体のバグ等によって引き起こされるトラブルと認識しています。また問題の起こるバージョンもレジスト前にアンインストールしてしまえばトラブルは発生しません。
以上の結果より、Vectorで公開しているVer.0.9D(9月24日にVer.0.A1に差し替え済み)については、掲載を落とす必要はないと判断し、掲載を続けます。
他の雑誌収録等のバージョンアップ差分等の実行については、安全性が確認されたファイル以外では行わないことをお勧めいたします。
|