らくちんCDラベルメーカー23

らくちんCDラベルメーカー23画面1

「らくちんCDラベルメーカー」は1998年の発売から毎年バージョンアップを重ねているBlu-ray、DVD、C、のディスク盤面をデザインし印刷するソフトだ。ディスク印刷ソフトとしては元祖と呼べるシリーズだろう。

実は、筆者は昔からこのシリーズを使用している。

当時利用していたプリンタに付属していた同メーカー開発の「らくちんCDダイレクトプリント for Canon」からアップグレードして利用し始めたのが切っ掛けだ。データの互換性を考えるとこの「らくちんCDラベルメーカー」一択であったが、使い続けている理由としては単純に使いやすいからである。

他のラベル作成ソフトを使った事もあるが、ディスクの印刷においてはこの「らくちんCDラベルメーカー」が一番だろう。

インターフェースや機能も「ディスク印刷」に特化している。

もちろん、DVDトールケースやCDケース用のジャケットや背ラベルも印刷できる。

最新版をレビューする前に、まずは「らくちんCDラベルメーカー」の良い箇所を記載して行こう。

まずはデザインについてだ。

このソフトは、初心者に優しい設計になっている。

起動すると、まず最初にディスクをデザインする為のウィザードが表示される。

「新規で作成するか?」「テンプレートから作成するか?」「使用しているプリンタは何か?」等の項目を選ぶ事ができ、ステップ形式でのディスクデザインが可能だ。

指示に従うだけでデザインが完成する。その後の微調整ももちろん可能だ。

さて、ディスクデザインで大切な要素とは何だろう?

筆者は「文字」と「背景」の2つではないかとと考えている。

乱暴に言えば、写真やテクスチャなどの格好良い「背景」の上に「文字」を打つだけでディスクデザインは完成するのである。

「らくちんCDラベルメーカー」はこの「文字」と「背景」の編集がとても簡単だ。

色、サイズ、フォント、寄せ、枠、影等の基本的な編集はもちろん、ディスクならではの「ぐるりと円に沿った文字の作成」や、ワンクリックでの文字の装飾等、自由度とデザイン力が高い。

タイトルや曲名、日付や中身の備考など、用途によって使い分けができる。

背景についてだが、「らくちんCDラベルメーカー」には豊富な写真素材も収録されている。

しかし、筆者が注目するべきは点はここでも2つ。

「色の変更」と「アレンジ」である。

「らくちんCDラベルメーカー」は、背景の色を122パターンに変更できる。

音楽CDでも、映像DVDでも、筆者はシリーズで作成する事が多い。

同一シリーズで複数枚印刷する事がある場合に、1枚1枚のデザインを変更するのは面倒である。

そのような場合は、背景の色を変更するだけで見栄えがガラッと変わる。ワンクリックで変更できるのでかなり重宝している。

《ソフトライブラリの掲載ページ》
らくちんCDラベルメーカー23

スマートフォン版 | PC版

Copyright © 株式会社ベクター
記事の無断転用を禁じます。