Calc Letter

メイン画面(フリーエディットモード)。複雑な数式もほぼ見た目通りの入力で表現できる(Calc Letter 入力方法掲載の数式を一部改変)

複雑な数式も簡単な操作で入力(記述)でき、手軽に計算することのできる高性能“テキスト電卓”ソフト。複数の数式をまとめて計算することも可能。

「Calc Letter」は、“複雑な数式を電卓感覚で計算”するために開発された電卓ソフト。見た通りに数式を入力してゆくだけで(あるいはスペーシングなどを行うだけで)、「Calc Letter」が意図を解釈して“正しい”数式に組み立て、リアルタイムで計算結果を表示してくれる。チュートリアルをはじめとした豊富な例題集を収録。数式の内容や意味を理解しながら、サンプルの数値で実際に計算してみることができる。変数には、日本語を含む、さまざまな言語を使用することが可能。数式内の日本語も正しく解釈される。

ソフトは、

  • ユーザが自由に計算を行える「フリーエディットモード」
  • チュートリアルなどが含まれる「例題集」

の二つのモードで構成され、メイン画面左上のボタンをクリックするだけで切り替えられる。計算を行うには「フリーエディットモード」に切り替え、画面左側の入力エリアに数式を入力する。整形された数式が画面右側の表示エリアに表示される仕組み。例えば、入力エリアに「Z=√ (1/R)^2 +(1/ωL)^2」と入力した数式は、表示エリアで、

\[z = \sqrt{ (\frac{1}{R})^2 + (\frac{1}{ωL})^2}\]
と表示され、画面左下の「CALC」ボタンをクリックすると、表示エリアに計算結果が表示される。「Auto」オプションが用意され、有効にしておけば、数式を入力するとリアルタイムで計算結果も表示されるようになる。計算式は、メイン画面上の入力補助用ボタンをクリックして入力しても、キーボードから直接入力してもよい。入力補助用ボタンでは、数字のほか、演算子として四則演算演算子(+、-、×、÷)、分数(/)、べき乗(^)、平方根(√)、三角関数(sin、cos、tan)、対数(log、ln)、括弧((、))、等号(=)を入力することが可能だ。

「例題集」の内容は、

  • 「Calc Letter」の概要や注意事項を学べる「チュートリアル」
  • BMI(Body Mass Index)や不快指数、地震のエネルギーなどの計算式を学べる「単位変換」
  • 三角比や二次方程式などの公式を学べる「数学公式集」
  • 力学や波動、相対性理論などの計算式を学べる「物理公式集」

といったもの。用意された数式や変数で実際に計算してみることも可能だ。

画面に表示された内容はブラウザで閲覧することも可能。メイン画面上の「View」ボタンをクリックすることにより、既定のWebブラウザが起動して、数式が表示される(ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしておく必要がある)。

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