Daigo

動作中の画面。例えば「Gzm」と入力すると、そのあとに「ございます」が挿入され、確定すれば「Gzm」が消える(画面は合成)

“すばやく単語を挿入すること”に特化した、シンプルなスニペットツール。複数行にわたる文字列(単語)を登録して入力することも可能。

「Daigo」は、あらかじめ登録しておいた単語を、なるべく少ないキー入力で入力できるようにするソフト。日本語入力システム(IME)による入力──(1)文字入力、(2)変換、(3)候補選択、(4)確定──のように何段階もの操作は不要。トリガーを打ち込むだけで、定義済みの文字列を入力でき、IMEがOFFの状態でも、登録済みの日本語をすばやく入力することが可能。単語の登録は、テキストエディタなどを使って簡単に行える。IMEの設定を変更したりすることなく、すぐに使いはじめることができる。

起動するとタスクトレイに常駐。ユーザがトリガーを入力することにより、ペアで登録しておいた単語が挿入される。例えば、トリガーが「Ap」、単語が「アプリケーション」で登録してある場合、「Ap」と入力すると、

Apアプリケーション
と表示され、【Enter】キーで確定すると「アプリケーション」が入力される仕組み。英単語の「Application」を入力したければ、そのまま「App」まで入力すれば、アプリケーションが消える(ほかにApp...がペア登録されていなければ)。【BackSpace】キーで入力を訂正したり、マッチして自動挿入された単語を【Esc】キーでキャンセルしたりすることも可能だ。

単語登録は、daigo.exeと同じフォルダ内の単語ファイル「dgdic.txt」を編集して行う。「Ap:アプリケーション」の形式で、1行にひとつの定義を記述する。トリガーとして使用できるのは最大5文字までの半角英数字。大文字・小文字は区別される。複数行にわたる単語を登録することも可能で、

daigo:いつもお世話になります。{Ent}スニペットツールの「Daigo」でございます。
のように、改行部分に{Ent}を使って登録すればよい。{Ent}は複数個を登録できる。そのほかにも{date}を使って“今日の日付”を入力したり、{c}を使って、単語挿入後に指定位置にカーソルを移動させたりすることも可能だ。

単語ファイル「dgdic.txt」の文字コードは、Shift JISまたはUTF-8(BOMあり)に対応する。レジストリは使用せず、フォルダごとUSBメモリなどで持ち運んで使うこともできる。

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