「場所」「指使い」「順番」の三つの角度から練習できるタイピング練習ソフト。「iKeyboard」は、キーボードの文字配列からはじめ、指使い、アルファベット順入力と、徐々にステップアップしながらタイピングを覚えてゆけるソフト。練習項目は必要最低限に絞り込まれ、繰り返し練習を行うことで、確実にタッチタイピングを覚えられるよう配慮されている。
練習内容は「場所」「指使い」「順番」の三つ。
- 場所:指示された文字をキーボード上で探して入力し、キーボードの文字配列を覚える
- 指使い:指示された文字を正しい指で入力し、各キーに割り当てられた指使いを覚える
- 順番:文字をアルファベット(数字)順に入力して、キーの位置と指使いを覚える
いずれも複数のステップから構成される。例えば「指使い」では、「ホームポジション」「人差し指」「中指」「薬指」「小指」の各ステップが用意されている。ステップごとに、順番通りに入力する「練習」を行ったあと、ランダムに出題される文字を入力する「測定」を行い、合格すると次のステップに進める仕組み。「練習」モードでは、繰り返し単位と回数を指定できる。繰り返し単位は「単語(3〜5文字に区切る)」などの3種類から、また繰り返し回数は自動および1回〜5回から選択することが可能。練習後には、キーごとの入力速度とミスタイプしたキーが表示され、「どこが弱点なのか」がひと目でわかる仕組み。「測定」モードでは、練習した問題からランダムに出題され、測定後には平均入力速度と正解率などの成績が表示される。
画面上のキーボードはわかりやすいよう、右手部分と左手部分が多少離れている。中央には、練習する文字グループや、入力中のキーなどが表示される。練習モードでは、入力に時間がかかると、キーの背景に手と指の影が赤色で表示され、正しい指使いを学習できるようになっている。
そのほかにも「音声サポート」「ゼスチャー」の各機能がある。音声サポートでは、入力するごとに文字(アルファベット)が発音されるほか、練習中には「間違い」「やり直し」など、音声によるガイダンスが行われる。ゼスチャーは、キーの入力状況を色分けで示す機能。手本(出題文字)は緑、正しい入力をすると青、間違えると赤になる。さらに練習結果の表示でも、間違えたキーの色がその回数に応じて、黄→オレンジ→赤と変化する。