ソフトを開発しようと思った動機、背景
ウイルスの脅威は日々進化し、いまやメール経由だけではなく、インターネットに接続しただけで感染してしまうタイプのものまで出現しています。そのほか、個人情報漏えい、迷惑メール、スパイウェア、フィッシング詐欺など、近年、ネットワーク上には被害の増加とともに手口も多様化してきている脅威が混在しています。こうしたネットワークの脅威に、あらゆるソリューションをもって闘っていかなくては、と開発の使命感に燃えました。そのような中、今回の「ウイルスバスター2005 インターネット セキュリティ」では、リサーチを入念に行った結果、インターネットユーザが最も懸念する“個人情報漏えい”の対策に焦点を当て、あらゆる新機能と従来機能の強化をもって対策していくよう、開発を進めました。
開発中に苦労した点
「ウイルスバスター」シリーズは、日本で開発され、世界中に9ヵ国語対応で販売展開している、日本発の唯一のセキュリティソフトです。毎年、各国のユーザの特徴や文化を把握し、世界中のあらゆるニーズに応えていく作業には大変なものがあります。特に今回の「ウイルスバスター2005」では、米国のユーザからニーズの高かった複数のパソコンをホームネットワーク上で集中管理する新機能を搭載しました。いままではパソコン1台を守っていればよかったのですが、もはやネットワークも守らなくてはいけない時代が到来したというわけです。世界中のさまざまなネットワークを想定し、またテストのシステムも各国によって違いがあるので、テストユーザの収集から入念なテストを実施するのに苦労しました。
ユーザにお勧めする使い方
「ウイルスバスター2005」だけに搭載されており、他のセキュリティソフトではみられない数々の新機能をぜひ使ってみてください! 検索だけではなく、駆除までできる「スパイウェア駆除」、ワイヤレス環境での不正傍受を警告する「無線LANパトロール」、対策されていないWindows OSのセキュリティホールに、パッチを当てるようお知らせする「セキュリティ診断」、サブネット上の複数のパソコンを集中管理できる「ホームネットワーク管理」機能などがそれです。
また、従来から搭載されている「ネットワークウイルス緊急対策設定」「ウイルス感染自動修復」機能なども便利です。いずれの機能も、パソコンユーザがセキュリティを意識せずにインターネットを楽しんでもらえるために搭載した機能です。
今後の予定・課題など
現在、「個人情報保護設定」を中心に、あらゆる機能を融合して対策している「ウイルスバスター2005」のフィッシング対策ですが、今年度末には、「迷惑メール対策」機能に、フィッシングメールに特化したカテゴリーを設ける予定です。また、「スパイウェア検索&駆除」機能の強化として、誤って駆除した場合のリストア機能の追加も考えています。
(トレンドマイクロ(株))