開発の背景
デジタルカメラが爆発的に普及し、自宅で写真をL版に印刷して配ったり、アルバムにして楽しんだりすることが当たり前になりました。ただ、デジタルカメラで撮った写真は、銀塩写真と根本的に違った楽しみ方があるはずなのに、これだけデジカメが普及したいまでも、「とても便利な銀塩写真」という使い方にとどまっていると感じています。この製品の背景には「印刷とは違ったデジタル写真ならではのおもしろさを追求して、もっと写真が撮りたくなるような新しい提案をしたい」という願いがありました。写真をムービーにする他社ソフトとの大きな違い
できあがった作品をご覧ください! の一言につきます。開発中、いくつも動画を作ってテストしていますが、仕事を忘れて見入ってしまうこともしばしばです。また、DVDをテレビで再生すると、我々が想像していた以上に色が鮮やかできれいなのです。これはうれしい誤算でした。もともとパソコンが置いていないリビングでも楽しめるようにDVD作成機能を用意したのですが、実際にパソコンとテレビを見比べると、テレビで再生したときのインパクトの強さに驚きます。さらに、我々もやりすぎたかなと思うほどに簡単でシンプルな操作で作品ができてしまう点も大きな違いです。
「ムービーシアター」が目指したモノ
いままでのデジカメ写真の活用ソフトは、写真をきれいに見る・見せる・残すことが重要なテーマだったと思います。本製品ではそれに加えて、そのときの気持ち・想い・シーンをよみがえらせたり、人に伝えたりできることを目指しています。テレビから感情や想い出が流れてくる、そんな作品が誰でも作れる魔法のソフトを目標にしています。
開発で苦労した点
最も苦労したのは、映像作品の演出を手がけた経験のあるデザイナーと繰り返して打ち合わせを重ね、写真を印象的に表現する演出を自動的に構成する「PICSLIVE」の開発です。この技術を使えば、はじめて触る方でも簡単に印象的なフォトムービーが作成できます。また、「ひと目でやってみたいと思わせるような『驚き』や『感動』が表現できて、ご家族誰でも楽しめるわかりやすいソフト」をコンセプトに製品を開発しましたので、すべての点で苦労したというのが本音です。
お客さんにどのようにこのソフトを楽しんで欲しいですか?
そのときの出来事や感情は、意外となにげない写真でよみがえることがあります。大きく引き伸ばして印刷するのは、この一枚という写真になりますが、その周辺の景色や物、表情をたくさん取ってフォトムービーにすれば、より強くそのときの印象がよみがえると思います。普通は撮らないような、何気ない写真もたくさん使ってフォトムービーを作って楽しんでほしいと思います。そうなると、1回のイベントで撮る写真が増えますが、そのときは日程や訪問場所などの場面ごとに別のフォトムービーを作ることをお勧めします。1回のイベントで四つ、五つのムービーを作って、それを1枚のDVDに収めると、見たいシーンを簡単に選んで楽しめます。全部のムービーを一気に見ることもできます。
また、作った作品はぜひとも家族、友人に見せて盛り上がっていただきたいですね。自分に関係ない写真を印刷して見せてもあまり興味がわかないと思いますが、ムービーシアターで作品にすると、意外と楽しめてしまうものです。気に入った方にはDVDをプレゼントしてあげてください。
今後のムービーシアターが目指している未来とはどんなものですか?
いまのメール交換と同じように、気軽にフォトムービーを交換したり、テレビ放送や映画を楽しむのと同じように、テレビの横に並べたフォトムービーDVDを引っ張り出して楽しむ生活スタイルが定着したらいいなと思います。メールを空けたらいきなりフォトムービーが音楽とともに流れてきて、それで相手の気持ちが伝わる、そんなコミュニケーションが当たり前になればおもしろいですね。
(エー・アイ・ソフト(株))