プレイヤーがガディシュとなって倒すのは、エジプト古代宮殿の奥にいる邪悪な怪物。宮殿内には多くの魔物が住んでおり、さまざまな攻撃で襲いかかってくる。針の山や落ちてくる天井など、数多くの罠が仕掛けられ、ガディシュの行く手を阻む。ガディシュは、杖による通常攻撃のほか、ジャンプをしながら攻撃し、相手にスキを与えない「ジャンプ斬り」や、通常の倍の威力で攻撃できる「重ね斬り」などを駆使して、敵を倒してゆく。

ゲームのポイントは、宮殿各所に隠されている「魔導器」をできるだけ多く手に入れること。ゲームスタート時は、杖でガディシュの近くにいる敵にしか攻撃ができないが、魔導器を手に入れると、アイテムに対応した魔法を利用できるようになる。魔法には、体力を回復するものから、一定時間敵を追跡してダメージを与える遠隔攻撃用のものまで、さまざまなものが用意されている。魔法がなくてもゲームのクリアは可能だが、特定の魔法を使わないと倒すのが困難な敵もいる。

敵から攻撃を受けると「HP（ヒットポイント）」が減り、ポイントが0になるとゲームオーバー。「MP（マジックポイント）」は、魔法を使うたびに減っていき、一定以下になると魔法を使えなくなる。うまく利用したいのが「無敵時間」。敵からの攻撃を受けると、数秒間「無敵ゲージ」が表示され、この間は、敵から攻撃を受けてもダメージにならない。

魔導器以外で重要になるアイテムが「キーアイテム」。宮殿各所には「扉」が設けられている。この扉を開けてゲームを進めるためには、扉に対応するキーアイテムが必要となる。ゲームをクリアするために必須のアイテムなので、必ず入手する必要がある。

移動しながらナイフを投げてきたり、空から攻撃してくるなど、多彩な攻撃を仕掛けてくる敵も魅力的だ。キーアイテムや魔導器の近くには、必ずといっていいほどボスキャラが待機している。ボスキャラは特定の弱点を持っていることが多いので、魔法を使い分けたり足場を利用したりなど、頭を使って攻撃する必要がある。「とにかく攻撃すればよい」といったタイプのゲームではないので、かえってアクションや行動の仕方を楽しめる。

ボスを倒すと、謎の退魔剣士などが現れてプレイヤーに話しかけてくる点などは、「ゲームが進行している」という実感があり、好感が持てた。

アイテムを手に入れるたびに、攻撃方法が増えるのもゲームを続けたくなる要素だ。魔法を発動させるには「↑→↓」＋「攻撃ボタン」といった複雑なコマンドをタイミングよく入力する必要があり、キーボードでは結構むずかしいので、できるだけゲームパッドを利用してプレイすることをお勧めしたい。

開発中に苦労した点
そらもぅ、グラフィックですよ。背景のね。あるいは敵キャラのアルゴリズムかな。ストーリーも何度も作り直しましたしね。結構苦労してますね（笑）。

ユーザにお勧めする使い方
コントローラ（ゲームパッドなど）を使って、プレイしてください。

今後のバージョンアップ予定
バグ以外は特になしです。