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今回の問題点と暫定措置、今後の対策
Last Updated:2006.10.05
(株)ベクターでは今回の事態の発生について大きく二つの問題点があるものと判断いたしました。

一つは、作業環境の監視・保護を1社のウイルス対策ソフトに依存していた点です(サイトで公開するファイルは複数社の製品で検査しています)。今回のウイルスに関しては残念ながら該当製品の対応が遅れ、ウイルス感染の発見が遅れてしまいました。

二つめは、作業を行う環境の分離が不完全であったことです。外部から持ち込まれたファイルを検査する受付・登録作業の環境、ファイルの安全性の確認などを行い、サイトの更新準備を行う作業の環境、作業を終えたあと、公開までの間ファイルを保管するエリアが切り離されていなかったために被害が拡大してしまいました。

これらの問題点を踏まえ、緊急暫定措置として以下の対策を行いました。

  1. 作業環境をリアルタイムで監視するウイルス対策ソフトを複数化し、対策ソフトメーカー各社の新種ウイルスに対する対応速度の差をカバーするようにしました。

  2. 更新作業後、お客様のアクセスするサイトへのファイル公開までの間、ファイルを保管するサーバエリアを、Windows系ネットワークから隔離しました。これにより、万一作業環境にウイルスが侵入しても、公開用ファイルが感染する危険はほとんどなくなります。

  3. 更新に関する作業(ファイルのウイルス検査を含みます)の終了後に作業環境全体の安全性を確認するように作業手順を変更しました。危険な兆候が発見された場合には安全が確認されるまでファイルの公開は延期されます。
また、今後以下の対策を実施する予定です。
  1. 受付ファイルに対する作業環境を更新・公開に関する作業環境からネットワーク的に切り離します。
  2. 更新に関する作業環境のネットワーク内にウイルス活動を監視する装置を配置し、危険な兆候の早期発見を可能にします。
  3. 万一の場合にお客様へのファイル配布を早急に停止し、被害状況をご報告するために、またいち早くサービスの再開が可能となるように、サイト内部のファイルの配置、社内でのファイルの保管方法などを見直します。

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