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 教科書や参考書に掲載されている酸と塩基、酸と塩および塩基と塩の滴定曲線は、
その種類および濃度の条件が説明の都合上、典型的なものにかぎられています。それ
以外の条件の場合には自分で測定するか計算するより仕方がありません。しかし、授
業においては、とんでもない場合を示し、比較することによって、緩衝作用などの理
解が進む場合がよくあります。しかし、実際に実験して滴定曲線を得ることはそのた
めに必要な準備や時間を考えるととても現実的とはいえません。まして、生徒に自由
に測定させることははなはだ無理があると思います。そこで、濃度が薄い場合を中心
にして、混合溶液のpHおよび各成分のモル分率を計算によって求め、pHとともに
表示するソフトを作りました。私はこのソフトを「酸、塩基、塩」の単元の最終授業
に用い、このシミュレーションによって理解したことをレポートとして提出させてい
ます。
| ソフト名: | 滴定曲線シミュレータ | 
|---|---|
| 動作OS: | MS-DOS | 
| 機種: | PC-98 | 
| 種類: | フリーソフト | 
| 作者: | 樫田 豪利 |