複数のディスクを使用する際のボリュームのスタイルも増加した。Windows 7では、複数の領域を結合して使用する「スパンボリューム(JBOD)」、複数の同容量のディスクを分散書き込みする「ストライプボリューム(RAID-0)」、2台のディスクに同内容を書き込む「ミラーボリューム(RAID-1)」の3種類を使えたが、Windows 8の記憶域プールではこれらに加えて、いわゆるRAID-5を実現する「パリティ」、3台の物理ディスクに同内容を書き込む「3方向ミラー」も利用できるようになった。


画面2●シン・プロビジョニング機能により、50TBという大容量のディスクも作成できるようになった
画面2●シン・プロビジョニング機能により、
50TBという大容量のディスクも作成できるようになった

クライアントHyper-V (Pro)(64)

仮想化技術を用いて、コンピュータ内に仮想的に別のハードウェアを作り上げ、その内部でWindows 8やそのほかのOSを動作させる機能。サーバOSであるWindows Server 2012に搭載されるHyper-V機能のサブセットとなる。

Windows 7ではProfessional以上のエディションで、仮想化機能「Virtual PC」が搭載されており、さらにこの上でWindows XPを動作させることで「XPモード」を実現していた。Windows 8ではXPモードは廃止され、Virtual PCも搭載されていない。その代わり新たに搭載されたのがクライアントHyper-V機能だ。

Virtual PCとクライアントHyper-Vの違いはいくつかあるが、最も大きな違いはHyper-VではゲストOSとして64bit版OSに対応している点だろう。Hyper-V自身が64bit版のOS上でしか動作しないものなので、クライアントとして使用するOSも64bit版を使いたいというニーズは少なくないだろうが、Windows 8ならばこれも可能だ。もちろん必要なら、ゲストOSとして32bit版のOSを動作させることもできる。

また、Virtual PCでは、ゲストOSに割り当て可能なメモリ容量は最大3.6GB、CPUコア数は1個であったのに対し、クライアントHyper-Vでは最大64GB、32コア(ただしホストマシンのコア数を超えないこと)まで割り当てることが可能。そのほか、作成できる仮想ディスクの容量、仮想NICの数、動的メモリ管理の有無など、機能面では大幅に強化されている。

Windows 8では、Windows 7のXPモードで用意されていたような「仮想OSの利用ライセンス」は提供されない。すなわち、ホストOSであるWindows 8のライセンスのほか、仮想環境にWindowsをインストールする場合には、そのWindowsのライセンスも別途、必要になる(ボリュームライセンス契約の場合を除く)。なお、ゲストOS用のライセンスとしてWindows 8の新規インストール可能なライセンスが必要となる場合は、DSP版のWindows 8を使用する。

クライアントHyper-V機能を利用できるのは、Windows 8 Pro以上、また、実際に仮想マシンを動作させることができるのは、前述のようにホストOSが64bit版の場合に限られる。さらに注意したいのが、CPUに仮想化機能と第二レベルのアドレス拡張機能(IntelでいえばVT機能およびSLAT機能)を搭載されていなければならないこと。具体的にいえば、64bit対応のCPUでも、Core2DuoやCore2Quadシリーズは不可で、Core i3/i5/i7シリーズ以降が必要となる。


画面3●クライアントHyper-V。64bit版Windows 8 Proにて、ホストマシンとしてWindows 7やWindows XPなどの仮想OSを実行できる
画面3●クライアントHyper-V。64bit版Windows 8 Proにて、
ホストマシンとしてWindows 7やWindows XPなどの仮想OSを実行できる

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