Windowsの歴史から、Vistaで何が変わったのか?
何ができるのか?などなど、Vistaのポイント解説します。
すっきりと読みやすい新フォントを搭載
Windows Vistaでは、従来のMS明朝、MSゴシックに加えて新たに、すっきりとシンプルな印象でPC画面上でも読みやすい日本語フォント「メイリオ」を新たに搭載した。MS明朝やゴシックは、通常使用する小サイズのフォントでは、液晶画面向けのアンチエイリアス機構「ClearType」が利用されず、きれいな表示が行えないという問題があった。これに対してメイリオでは、複雑な字体の感じを適度に省略するなど、さまざまな工夫により、ClearTypeを有効にしても読みやすい表示を可能とした。新フォント「メイリオ」は、Windows Vistaの画面表示において、さまざまな個所に利用され、可読性の向上に寄与している。
タブブラウザ機能を搭載したInternet Explorer 7
Windowsに標準搭載されるWebブラウザ「Internet Explorer 7」は、ついにタブブラウズ機能を搭載。ひとつのウィンドウ内で、タブ切替により同時に複数のページ表示を可能とした。
単にタブブラウズ表示だけならば、すでにIEコンポーネントを使った優秀なブラウザが数多く存在するが、IE 7では、現在開かれている複数のページをサムネイル化して一覧表示、希望するページを表示しているタブをすばやく選択できる。
ツールバーには、検索ボックスが用意され、検索したい単語を入力するだけで現在のタブに検索結果を表示できる。検索プロバイダは、標準ではマイクロソフトのLive Searchとなっているが、検索プロバイダの追加機能により、Yahoo!やGoogleなどの検索プロバイダを追加することや、Live Searchに代わる標準の検索プロバイダとして指定することもできる。
オンライン詐欺等を狙った悪質なサイトの表示を防止する「フィッシングサイトのチェック」機能もある。ページを表示する際、URLなどからフィッシングサイトでないかどうかを判断、危険なページを表示しないようにする機能を新たに搭載した。